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2010年10月12日 (火)

コンピュータ将棋

情報処理学会が日本将棋連盟に挑戦状を出しました。
http://www.ipsj.or.jp/03somu/shogi/index.html

日本将棋連名は

挑戦状確かに承りました
いい度胸をしていると
その不遜な態度に感服仕った次第
女流棋士会も誕生して三十五年
奇しくも同年であります

とこれを受諾。

10月11日(月)、清水市代女流王将との特別対局が東京大学で行なわれました。

開会の挨拶で、日本将棋連盟の米長邦雄会長は

東京大学にはイチョウの木が多い、イチョウだけにイチヨ(市代)が勝つ

と挨拶されたそうですが、結果は人間の惜敗。

対戦したコンピュータは「あから2010」と名付けられています。

「あから(阿伽羅)」は10の224乗を意味し、将棋の局面数と近いことに因んで命名されたということです。

ちなみにGoogleの語源となった「googol」はわずか10の100乗、塵劫記では最大の数単位として「無量大数」を上げているが、こちらはもっと小さくて10の68乗です。
恐るべし漢数字。

あから2010のハードウェアは、169台のPC、CPUコア数にして676を並列動作させるというモンスターマシン。

ソフトウェアは4つの異なる将棋システムの合議制が採用されており、3つの合議制であるマギよりも高性能かもしれません。
(マギが将棋を指した話は聞きませんが)

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