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2015年5月31日 (日)

【完全版】宮崎奈穂子さんソロライブ(5月10日)

前に書いた「宮崎奈穂子さんソロライブ(5月10日)」では、同じセットリストのライブが5月24日(日)にもう1回あるということで、大ざっぱにしか書きませんでした。

無事全て終わったので、改めて投稿します。会場の様子や衣装は前のブログを見ていただくとして、ここでは曲の紹介を中心します。

セットリストは本人のブログ「追加公演ありがとうございました*」より。

  1. まっすぐ行こう
  2. あなたはまるでマイナスイオン
  3. 逆上がり
  4. 沈黙の夜
  5. 5分だけ泣いて帰ろう
  6. 息を吸うように
  7. あのとき
  8. 好き…好き。(本公演では原田里佳子さんと井上紗希さんと一緒)
    世界で一番下手くそな好き(本公演のみ)井上紗希さんギター弾き語り
  9. 生まれてくれてありがとう
  10. お母さん
  11. マーブル (ピアノ弾き語り)
  12. 優しい青
  13. ステラ
  14. アンコール: ぴっかぴか

全体としては、最新曲群の「歌・こよみ365」からスタートし、武道館直前の歌に戻り、母の日シリーズを経て、デビュー直後の曲という構成です(厳密にそう並んでいるわけではありませんが)。

フリーになって最初のソロライブ、どんどん過去にさかのぼることで自分の原点を見つめているのですが、デビュー曲はラストでもアンコールでもないことから、単純な過去への回帰ではないことが分かります。

ラストの「ステラ」には、「どうかひとりで強くあろうとしないで」という歌詞があります。フリーになって、全て1人でしなければならないのですが、どうか1人で抱えず、みんなに助けを求めて欲しいものです。

ソーシャルメディアの時代、ファンが一方的にサービスを受けるのではなく、手伝えるところは手伝ってもらえばいいのではないでしょうか。

ボランティアだと、何かとトラブルも聞きます。いろんな事例を見ていると、ファンから参加費を取って仕事をしてもらうのが一番トラブルが少ないようです。それも、月額1万円くらいの、ある程度大きな金額の方がいいみたいです。

アンコールの「ぴっかぴか」は、ローソンとのタイアップですが、ファン投票の結果だそうで、ファンとともに歩む決意表明だと私はとらえています。

では、以下詳細。

 

まっすぐ行こう

この曲は「歌・こよみ365 Women」に含まれ、自身がキャラクタとして出演するゲームの主題歌として作られました。詳しくは「まっすぐ行こう(3/365)」をどうぞ。

1曲目にふさわしい軽快な歌なんですが、ちょっと意外でした。こういう軽快な曲は、CDには結構あるんですが、生歌で披露されることは案外少なく、実は苦手なんじゃないかと思ってました。

「まっすぐ行こう」は、ゲーム連動企画として開催されたイベントでたいてい歌っていたので、珍しくはないんですが、ソロライブで歌うのは意外でした。

でも、あとで「トーキョーチアチアパーティ」のイベントで歌っていたのを思い出しました(「4月20日、東京チアチアパーティ&宮崎奈穂子さんフリーライブ(浜松町文化放送サテライト)」)。

 

あなたはまるでマイナスイオン

同じく「歌・こよみ365 Women」に含まれます。これも軽快な曲です。

マイナスイオン自体は偽科学といっていい概念ですが、曲に込められた気持ちは伝わります。詳しくは「あなたはまるでマイナスイオン(37/365)」をどうぞ。

 

逆上がり

もう1つ「歌・こよみ365 Women」から。個人的には宮崎奈穂子ベスト10以内に入る曲です。詳しくは「逆上がり(193/365)」をどうぞ。

 

沈黙の夜

ここで雰囲気が変わります。比較的初期のアルバム「Acoustic 2 〜Love songs〜」に収録されています。ラブソングは珍しいですね。

 

5分だけ泣いて帰ろう

2012年11月2日の武道館コンサート前に発売された「路上から武道館へ〜Birthday Eve〜」に収録されています。

好きな人に「彼女から聞いた話なんだけど」って言われて、落ち込む話です。帰りにコンビニによって5分だけ泣いて帰ろう、という話です。

新しいのは「こんな胸の痛みくらい仕事をすれば忘れる」という下りでしょうか。

 

息を吸うように

ファーストアルバム「あなたにいいことありますように…」と、セカンドアルバム「Acoustic 1」に収録されています。セカンドシングルにも入っていたそうです。

ラブソングじゃないそうですが、そうとも解釈できるようになっています。

 

あのとき

劇場版「神戸在住」のエンディング曲として発表されました。「神戸在住」については「劇場版&テレビドラマ「神戸在住」」をお読みいただければと思います。

ナレーションに合わせた歌い出し、本編を見なくても意味は通じるけど、本編を見たらもっと深い意味に気づく歌詞と、主題歌にふさわしい曲になっています。

昔、夏目漱石が「I love you」を「我君を愛す」と訳した学生に「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったことは有名です。

恋愛の本質は体験の共有であり、たいていは「あなたのことをもっと知りたい」で始まります。終わりは「あなたってこういう人だと分かった」です。

「あのとき」では「きれいなものを見ると話したくなる、あなたに」という歌詞があり、遠回しな表現ですが、素敵なラブソングです。

ちょうどセットリストを決めている頃でしょうか、Twitterで「#I_love_youの意訳」というハッシュタグが流行ってました。

私はそこで「彼女から聞いた話なんでけどって」って言われたらいやですね、みたいな茶々を入れていたら(「5分だけ泣いて帰ろう」の歌い出し)、セットリストに入っていて驚きました。

 

好き…好き。

本公演では、元トーキョーベイの原田里佳子さんと井上紗希さんと一緒に歌うことになりました。ちょっとした振り付けもあり、本公演の特典ですね。

可愛らしいラブソングに仕上がっています。29歳の女性が歌うには可愛すぎますが、提供曲のセルフカバーとして聞くといい感じです。

 

世界で一番下手くそな好き

本公演では、井上紗希さんがギター弾き語りを披露。これから音楽の道に進むそうです。がんばってください。

 

生まれてくれてありがとう

5月10日(日)は、母の日ということで「生まれてくれてありがとう」こちらは「生まれてくれてありがとう(113/365)」でも紹介したとおり、母というより子供の話です。

 

お母さん

もう1曲、今度は正真正銘お母さんの歌(お母さん (288/365))。いろんな人の感想やらTwitter見ていると、この曲に感動したという方が多いようです。

 

マーブル (ピアノ弾き語り)

CDになっていない上、初期の曲なので知らない人が多いようです。「マーブル」は、夕焼けと雲の模様のことのようです。

このあとの「優しい青」や、今回はありませんでしたが楽曲人気投票でいつも上位に来る「オレンジ」など、宮崎奈穂子さんには空の歌がたくさんあります。「あのとき」も夕焼けの空が歌われます。

作曲家向けに仮歌の仕事をしていた頃、仕事を終えた帰り道、あまりうまく歌えなかったことを思い出しながらの曲だそうです。

 

優しい青

デビュー曲、青空の歌です。「なりたい自分になるまで」という歌詞は、現在に至るまで一貫したテーマかもしれません。

 

ステラ

これも初期の曲で、セカンドアルバム「Acoustic 1」とセカンドシングルに入っているそうです。ちょっとアップテンポの曲で、割と珍しい曲風だと思います。

ステラ(恒星)は、微妙なバランスで形を保っているということから思いついた歌詞だそうです。もっとも「微妙」といっても宇宙規模ですから、人間の尺度からすると相当大ざっぱではありますが。

 

アンコール: ぴっかぴか

ローソンとのタイアップ曲、出世作と言ってもいいでしょう。おじいさんとお孫さんの関係を描いた歌ですが、内容は思春期以上の人なら誰でも経験があると思います。

雨のあと、空がきれいなように、人間も泣いた分だけぴっかぴか、という歌です。

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2015年5月30日 (土)

まなみのりさ「ポラリス Episode ZERO」その他の曲の話

友人に誘われて「日本お好み党決起集会 ~まなみのりさxお好み焼き写真展~」に行ってきたんですが、その日に入手したCDをずっと聞き続けていて、もう友人には責任取って欲しいくらいです。

CDは、主旋律のパートのレベルが若干大きいみたいで、ハーモニーはライブの方がいい感じで、YouTubeもずっと聞いてます。通信量制限かかったら、やっぱり、彼女たちを紹介した友人には責任取って欲しいくらいです。

アップテンポの曲からバラードまでバリエーションがあるし、曲も歌詞もアレンジもいい感じで、文句なしにおすすめです。

聞けば、作詞・作曲が社長、振り付けはまなみのりさ本人、ときどきアコースティックイベントでギターを弾くのがマネージャと、家内制手工業の世界です。しかも、広島移動はマネージャが運転する車だとか(相当な距離ですが)。

いくつか気になる曲を紹介します。他にもいい曲がたくさんあるんですが、今回はこれだけ。

 

桜エトランゼ

桜エトランゼ」の入ったシングルCDは品切れだそうで、iTunesで買いました。

ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト

とか

大好き、大好き、大好き、大好き

の繰り返しが、とても印象的です。
追記】エイトじゃなくてデイズかもしれません。7 days、つまり1週間。

カメラも教えてもらったエピソードも入っています。まなみのりさの曲にはいくつかカメラの話が出てきます。写真の趣味でもあるのでしょうか。
追記】カメラが出てくるのは「レモンサイダーと夏休み」でした。

「エトランゼ」はフランス語で「外国人、見知らぬ人」という意味だそうですから、英語のStrangerみたいな感じでしょうか。

「エトランゼ」と言えば、キャンディーズの「やさしい悪魔」に出てくる歌詞「恋のエトランゼ」ですが、キャンディーズの元マネージャが立ち上げた会社が「アミューズ」で、そこに所属するのが「Perfume」で、Perfumeは「アクターズスクール広島」出身で、そこの同期と後輩が「まなみのりさ」の3人、ということで、うまくつながりました。

しかし、この曲が「桜」、カップリングが「13日のパティシエ」ということでバレンタインデーなのに、発売が7月末っていうのはどういう季節感だか分かりません。CDの発売前にライブで歌っていたのかもしれませんが。

 

13日のパティシエ

桜エトランゼ」のカップリングがこの曲。バレンタインデーの前日の話です。

Cookpadの利用者のピークはバレンタインデー前だそうですが、なるほど

チョコ溶かして型に入れて冷やして終わり、失敗

の繰り返しなんですね。なかなか可愛い曲です。

バレンタインデーと言えば、田中亜弥さんの「チョコレイトファイター」もいい曲ですが、こっちもいいですね。

 

ポラリス Episode ZERO

「ポラリス」の名を冠する曲は4つあるようです。

  • ポラリス
  • ポラリスAb
  • ポラリスB
  • ポラリス Episode ZERO

ポラリスというのは北極星の意味ですが、こいつが三重連星だって知りませんでした(Wikipedia「ポラリス(恒星)」)。

主星が「ポラリスA」、伴星が「ポラリスB」、もう1つ小さな伴星が矮星の「ポラリスAb」だそうです。

3人組のまなみのりさとかけてるんですね。

3つ並んだ星といえばオリオンのベルトの部分が有名ですが、あれは別に近くにあるわけでもなんでもないんですが、ポラリスは実際に近くにあるそうです。

ポラリスシリーズは、どの曲も「回る」という言葉が入っています。ポラリスは回らないだろ、と思ったんですが、周りが回るんですね、きっと。

どれもいい曲ですが、私は特に「ポラリス Episode ZERO」が好きです。

「ポラリス」は、どれもまなみのりさがパーティーを組んで活動を続けていく話ですが、「Episode ZERO」はその前の話、パーティを組む夢を見る話です。

冒険譚を盛り上げるコツの1つに「読者だけが知っていて、登場人物が気づいていない」という手法があります。

手塚治虫原作のアニメ「ワンダースリー」や、原田知世主演の映画「時をかける少女」のエンディングは、記憶をなくした主人公が好きだった人とすれ違うのに気づかないというものです。見ている人はもちろん分かっているので、大変切ない気持ちになります。

逆に、主人公はもちろん知らない「これから体験すること」を描くことで楽しむ手法もあります。映画「スター・ウォーズ」のエピソード1、2、3が、4、5、6のあとで公開されたのは、将来のダース・ベイダーがこんな純真な少年だったのかと思うことでストーリーが盛り上がります。

「ポラリス Episode ZERO」はもちろん後者の手法です。

これから始まる冒険を予知夢で体験するというのはよくある手法ですが(確かシェークスピアにもあったはず)、とても効果的です。

「頭上に輝く星の名を知らない」という歌詞もあります。もちろん、頭上に輝くのはポラリスですが、歌の中ではまだ知らないわけです。

直後に「ポラリス」と出てくるし、そもそもタイトルに「ポラリス」が含まれるので、聞き手は知っているのですが、登場人物だけが知らないというスタイルです。

歌詞で特に感心したのは

つま先の向きが揃った仲間と旅を続ける話

です。

つま先の向きが揃っているということは、つまり同じ方向を向いているという意味です。仲間同士が遊ぶ場合は、つま先が向かい合いますが、そうではなくて、共通の目標に向かって一緒に進むというのが冒険譚らしいところです。

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2015年5月25日 (月)

アイドルの現場から

前に「ワッチミーナ2014サバイバルオーディション結果発表」で書いたとおり、アイドルファンのマナーは概ね立派なものがあります。

先日、まなみのりさのイベントに行ったとき(まなみのりさによる広島応援プロジェクト お好み焼きと広島の魅力を世界へ伝える『日本お好み党』発足!)、常連らしきファンの方に、アンコールで最前列を譲ってもらいました。見慣れない顔だったからでしょう。

アンコールで、っていうのが絶妙ですね。最初から譲られても恐縮しますし、そもそも譲る方も嫌でしょう。予定外のアンコールだったから譲ったのでしょうし、こちらも気持ち良く受け入れられました。

記念撮影のときは、決まりのポーズがあったようですが、戸惑っていたら「フレミングの右手の法則」と言われました。これなら分かります。

Right hand rule cross product.svg
"Right hand rule cross product" by User:Acdx
- Self-made, based on Image:Right_hand_cross_product.png.
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2015年5月23日 (土)

日本お好み党決起集会 ~まなみのりさxお好み焼き写真展~【追記あり】

誘われたので行ってきました「日本お好み党決起集会 ~まなみのりさxお好み焼き写真展~

写真展初日

まなみのりさによる広島応援プロジェクト
お好み焼きと広島の魅力を世界へ伝える『日本お好み党』発足!

お好み焼きと広島の魅力を世界に伝える、ということで、クラウドファンディングを使って開催されたイベントみたいです。

まなみのりさ」は、広島出身の3人組で、メンバーの「まなみ」「みのり」「りさ」をつないだ名前だそうです。

写真展は、お好みをテーマにした一連のストーリーと、ライブの写真がありました。写真は中村宗徳さん、ライブも含めて、なかなかいい写真でした。

アコースティックギターによるライブもあったようですが、こちらは不参加。明日もやってるので、できれば行きたいと思ってます。

そして、写真展会場で突然始まったトークショー。予定にはなかったみたいですが、今どきのアイドルの子は、みんなきちんと話ができますね。面白い話が聞けました。行って良かった。

隣のカフェでは、お好み焼きの無料試食会。焼いているのはオタフクソースの方のようでした(お好み焼き教室も開催しているそうなので、そこの担当の方でしょうか)。

明日はお好み焼きはなくて、ライブだけのようです。

【24日 日曜日】12:00~20:00 開催
KATA( 東京都渋谷区東3-16-6 LIQUIDROOM2階)
14:00~14:30 LIVE
16:00~16:30 LIVE
18:00~18:30 LIVE

撮影が許可されていた写真を載せておきます。

 Dsc02043m

美術部か何かで、デッサン中に空飛ぶお好み焼きが出現、追いかけていくと巨大なお好み焼きが、というお話。

Dsc02042m 
ライブ会場風のお好み焼きカウンター

Dsc02041m

エアバンド、よく見るとみんな「こて(へら)」を持ってます。カチューシャもお好み焼き。ゆるい表情がいいですね。朝から始まった撮影の最後、深夜の写真だとか。

ところで、関西人にとってお好み焼きは「お好み焼き」であるように、広島人にとってもお好み焼きは「お好み焼き」だそうです。

区別したいときは「関西風」「広島風」を頭に付けてほしいと、何かに書いてありました。確かに、関西風のお好み焼きを「大阪焼き」と言われても戸惑います。

なまみのりさの皆さんは「お好み」と呼んでました。関西でも、親しい間柄では

「なあ、お好み食べに行かへん?」

のように使います。大事なことなので、もう1回別の表現で書きます。

「なあ、お好み食べに行こうな」

これ、女の子に言われたら、だいたい行きますね。そういうもんです。

学生時代、何かのイベントのあとで「いかたま食べに行こう」と言われて、えらく具体的だと思ったら「イタリアントマト」略して「イタトマ」だったことがあります。一緒にいた友人も聞き違えたみたいで「イタトマ食べに行こう、やろ」と突っ込まれていました。

ところで、広島風お好み焼きに似たものが、京都にありました。

小中学生相手の店で、薄くのばした生地の上に中華そばを乗せて、もう一度生地をかけて焼くだけです(広島のお好み焼きを限りなく貧相にしたものと思ってください)。オプションで卵を入れることもあります。たいては駄菓子屋を兼ねているので、売ってるスルメなんかを「おばちゃん、これも入れて」と追加することも可能です(店にいるのは常におばちゃん、たいていは恐い)。

正しい注文の仕方はこうです。

「1個半、卵入り」

「1個半」はそば玉の量です(中学生はよく食べます)。

ファストフードとコンビニが普及して、もうこういう店はないかもしれません。

 

【追記】写真展2日目(最終日)ライブ

YouTubeで調べたら、なかなかいい感じだったので、2日目も行ってきました。

16:00の回は時間を間違えていて遅刻、反省して18:00の最終回は早めに行ったらみのりさんが演説をしてました。

仕事にアグレッシブで気持ちいいですね。がんばってください。

会期中のライブは5回、原則3曲ですが、最終回は4曲+アンコール。アンコールでは、ファンの方に最前列を譲ってもらいました。ありがとうございました。

パフォーマーの質とファンの質はある程度比例するので、「まなみのりさ」の人柄がうかがえます。

マネージャさんのギター1本のアコースティック編成(編成というのか?)。途中で、ギターがミスをするというハプニングもありましたが、無事終了。

なかなかしっかりした歌唱で将来が楽しみです。舞台の関係で、ダンスが見られなかったのは残念です。

楽しかったので、帰りにCDを購入。「桜エトランゼ」という曲が良かったんですが、この曲は入っておらず、こちらは事務所品切れ、流通在庫だけみたいです(iTunesにはありました)。結局「まみりBEST~ポラリス~」を買いました。

「まみり」は、まなみ、みのり、りさのことでしょうね。ユニット名は「まなみのりさ」、個人の総称は「まみり」みたいです。

このユニット、ちゃんとハーモニーを出しているのがすごいですね(いや、ほんとは当たり前なんですけど)。

ちなみに、ピンクレディーが、初期の数曲を除いてすべてユニゾンなのは、年少者のファンが多く、歌真似が難しくならないように、あえてユニゾンに切り換えたと聞いています。確かに「ペッパー警部」とか「渚のシンドバッド」なんかは、きれいなハーモニーを出してました。

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2015年5月10日 (日)

宮崎奈穂子さんソロライブ(5月10日)

路上ライブとCD販売が中心で、箱ライブはあまりやらなかった宮崎奈穂子さん、お久しぶりのソロライブでした。

4月からフリー、ということらしいので、独立後初のソロライブです。

同じセットリストで5月24日にもう1回あるので、演目について詳しくは書きません。追加公演が終わったらまた書きます。

今日の奈穂子さんは上から下まで白基調、レースを使った今までにないふわふわのスカートでした。

ピアノサポートは、安定の吉村先生です。恵比寿リキッドルームのときもサポートに入っていらっしゃいました。宮崎奈穂子さんと同じ生年月日だそうです。

ラストの曲で、ちょっと遊んでみたようです。私たちは面白かったんですが、打ち合わせになかったみたいで、奈穂子さんは焦ってました。

延刻は、最初からから意外な選曲でした。確かに再スタート1曲目にふさわしい曲ですが、かなり意外。その後もずっと意外な曲が混じってました。

アップテンポの曲もうまくなりましたね。昨年末に「Passion, Mission, Action~SAORIのように~」を同じ事務所のみんなで歌ったら、バラードみたいになってしまい「なんでそうなるの」と共演者に笑われていたくらいです。

全体としては、「歌・こよみ」、武道館頃の曲、デビュー当時の曲と、バラエティに富んでいました。(生で)初めて聞く曲も多数あったし、構成も良かったと思います。

ゲストは、元トーキョーチアチアパーティのぺっぺちゃんこと井上紗希さんと原田里佳子さん。宮崎奈穂子さんがトーキョーチアチアパーティに提供した「好き…好き。」の縁だそうです。コンペだったんですね。初めて知りました。

もちろん「好き…好き。」もうてってもらえました。このあとも絶対聞けない貴重なステージです。

そして、今後の活動報告が。

路上ライブはしばらくお休みだそうです。再開は未定。
理由はおっしゃっていませんが、いろいろ厳しいからかもしれません。

その代わり、6月は箱ライブが毎週あります。
「セットリストは月替わり」なので「月刊宮崎奈穂子」と銘打ってます。
ということで、7月以降もあるみたいです。

場所は「原宿スタジオパレット」、日程はフライヤーとWebフォームで全然違うので、公式発表をお待ちください。

さてここで、過去2年間のソロライブを振り返ってみましょう。括弧内は公称または推定定員です。

四谷天窓を除き、どんどん席数が減っていることが分かります。

STROBE CAFEは完売して、追加公演(原宿パレット)も完売です。定員は「セミナー利用時40」ということなので、ライブだとおそらく60名くらいでしょうか。

これをみると、200人規模が適正みたいですね。

デビューの頃よく出ていた「渋谷DESEO」の定員が250らしいので、このあたりはいかがでしょう。

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2015年5月 5日 (火)

俺ナマ2期「ナマダ祭」に行ってきた

スプツニ子!「Transflora─エイミの光るシルク」展に行く前に、『ナマダ専用写真祭「俺(私)のナマダがこんなにアレなわけがない!!」』、通称「俺ナマ2期ナマダ祭」に行ってきました。

「ナマダ」さんは、前に書いたパンチラ展のスタッフ兼モデルさんです。本業は看護師さんで、グルメライターもしつつ、干し芋も売っていらっしゃいます。「推し芋」というラベルがありました。

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▲受付で売っていた「推し芋」

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▲パンチラ展のパネルのとなりは「芋」のパネル
ナマダさんがいらっしゃったら、ここでポーズとってくれるのでしょうか。

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▲よく分からない祭壇

ここまでが1階で、写真撮影が許可されていました。あと、別の壁面にも展示がありました。

2階と3階がメインですが、写真は省略。大変いい作品群だったので、会場限定「ナマダ情報誌」を買って帰りました。

ナマダさん、口の表情がいいですね。

その後、コスホリックの会場が近いことに気づいて、歩いて行きました。案の定、大行列だったので、スタッフの方に、余分に買った干し芋を差し入れしてすぐ帰りました。

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スプツニ子!「Transflora─エイミの光るシルク」展

現代アーティスト「スプツニ子!」氏については、前に「スプツニ子!『ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩』を見に、うさぎスマッシュ展へ行ってきました」で取り上げました。

今回の新作展示はグッチ新宿店で開催されている「Transflora─エイミの光るシルク」です(5月17日まで)。余談ですが、グッチのオフィシャル(だと思う)ブログがアメブロっていうのが意外です。

展示会場は3階、2階に上がってきょろきょろしたら「3階へのエスカレータはこちらです」と素早く案内されました(3階は展示室のみ)。どうせ私はグッチの客じゃないです。

スプツニ子!さんのWebサイトにはこうありました。

誰だって、デート前に勝負ドレスの1着や2着で悩む事があるかもしれないけれど、エイミはただ見た目が煌びやかな「モテ服」を着たくはなかった。 大好きな相手の心の奥までコントロールして、その人が私だけの虜になる、ちょっとこじらせちゃっても「究極のドレス」が欲しい。

そして、エイミは「3つのシルク」を創造する、という想像じゃなくて、実際にスプツニ子!さんは農業生物資源研究所(生物研)と共同で、遺伝子操作したカイコを使って「恋のシルク」の開発構想をスタートしたそうです。

  • 光るシルク…クラゲやサンゴの遺伝子を注入して作った蛍光絹糸。実際にできており、今回の展示のメインです。
  • バラのシルク…バラの香りのするシルクを開発構想中。バラに包まれ誕生した愛と美と創造の女神アフロディーテのようになれる…かもしれない。
  • 恋に落ちる(かもしれない)シルク…ボディタッチなどで分泌されるホルモンで、男女間の信頼や恋愛感情を高めると言われているホルモン「オキシトシン」を組み込んだシルクを開発中。
    もっとも、必ず恋に落ちるとは言えなさそうなので「かもしれない」です。また、実験は「投与」なので、ドレスの近くに来るだけでは駄目なようです。米国では、ジョークグッズとして「eatable pants」という下着があるそうですが、それならいけそうです。

勝負ドレスのために、遺伝子操作したカイコから作り出すというのは、一途というより狂気の世界です。

カイコ自体は、完全に家畜化された昆虫で、自力で生きていくことはできません。人間との歴史の深いイヌやネコですら「野良」で生活できますが、カイコは自然にいる動物の遺伝子操作と違って、どちらかというと農作物の遺伝子操作に近い感じでしょうか。だから、あまり気になりませんでした。

写真撮影が(思った通り)許可されていたので、掲載します。

蛍光は確認しにくいので、会場ではブルーをカットするフィルターを配布していました。以下、緑っぽい方がフィルターを通した写真です。

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Dsc01313m Dsc01312m

▲光るシルクを使ったドレス。西陣織細尾の協力だそうです。

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▲大量の繭(まゆ)も展示してありました。
フィルターを通すと、複数色の蛍光がはっきり分かります。

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▲西陣織で作った生地

▲ビデオクリップ「Sputniko! : Tranceflora - Amy's Glowing Silk」

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