きゅるきゅまっ(スパドキフェスティバル Vol.110)~2025年5月4日~
5月4日(日)横浜ランドマークホールで、きゅるきゅまっを見てきました。
この日は、NelliL(ノエリル)から引き継いだ曲「ああっ 夏!はんぶんこサマーっ」が持ち歌に追加されました。しかし、NoelliLって「Noël in Love」の意味で、Noëlはクリスマスのことなのに、冬の曲がない(フランス語と英語が混じっているのはご愛嬌)。
きゅるきゅまっは、ホールライブの場合はだいたい撮影可能で、今回も撮影できました。
今回から、解像度を上げて掲載しています。似たような写真ばかりで、写真の並び順など、構成もあんまり考えていませんが、「Done is better than perfect」ということで。
前方列の人が少なかったので、なるべくグループの写真を撮るように心がけましたが、どうでしょう。正面に回った方が良かったですかね。サイドから撮った方が動きは出るんですが、フォーメーションのバランスが悪くなるので。
人が少ないのは決して良いことではないのですが、写真は撮りやすかったです。
多くのアイドルが左手でマイクを持つので、マイクで顔が隠れないよう舞台下手から撮った方がいいとされるのですが、右手を上げる振りは上手から撮った方が見栄えするので、何とも言えないですね。今回はオーソドックスに下手から(珍しく下手がすいてたので)。
なお、最後におまけとしてフリッカーの説明を書いています。写真にときどき入っている縞模様が気になる方はご覧ください。
きゅるきゅまっ
皆本しいね
瀬名まりん
姫乃りり
【おまけ】フリッカーについて
LED照明は、明暗を点滅で調整するので、シャッター速度によってはフリッカーという縞模様が入ってしまいます。点滅速度が速いため、肉眼で見ている分には問題ないのですが、写真に撮る場合は問題があります。
一般的なカメラは、シャッター速度によって光の取り込み方が変わります。
シャッター速度が非常に遅い場合は、以下のようにシャッターを切るとともに光を通し、一定時間経過したら光を遮断すると考えて問題ありません。
ですが、シャッターが全開になるまでには時間がかかるので、実際には以下のような動きをします。これでも、全体に同じ量の光が当たることがわかります(以下は通称「縦走り」の場合)。シャッターが開き始めた方が先に光を取り込みますが、その分だけ早く光を遮断するためです。
このとき、シャッターが全開になっている時間が長ければ、シャッターが半開きの場合に受け取る光が少ないため、点滅してもあまり問題は起きません。シャッターが半分開いた状態で取り込む光は相対的に少なく、明るさに与える影響が少ないためです。
しかし、シャッター速度が上がると問題があります。それは、速いシャッター速度(カメラごとに違うが、概ね1/60秒から1/125秒程度)になると、スリットが移動して光を取り込むためです。
このとき、A→B→C→Dのタイミングで真っ暗になり、それ以外が明るかったとします。Aはシャッターを切る前、Dはシャッターを切ったあとですから関係ありません。しかし、BとCのタイミングで真っ暗になると、写真に黒い縞模様が出ます。BとCは真っ暗ですが、それ以外はスリット状の隙間から光を取り込むため、そこだけ明るくなるためです。これがフリッカー(点滅)による縞模様です。
私の使っているカメラは図と同じく縦走りシャッターなので、横方向の縞模様が出ます。縦に出ているのは、カメラを縦に構えたためです。同様に、斜めになっているのは斜めに構えたか、斜めに切り取ったからです。
横浜ランドマークホールは点滅速度が速いため、ある程度速いシャッター速度でも問題ないのですが、それでも背景には細かい線が入っていますね。
この問題を完全に防ぐのが「グローバルシャッター」という機能で、スリットを使いません。また、ここでは説明していませんが「ローリング歪み」も発生しません。ローリング歪みは、電車の窓から風景を撮る場合などで出やすいのですが、アイドルのダンスシーンでも時々でます。見苦しいので掲載したことはたぶんないと思います。
グローバルシャッターを実現するには、高速に読み書きできる撮像素子と高速に処理できるCPUが必要なため、極めて高価になってしまいます。たとえば、ソニーα9 IIIはグローバルシャッター搭載機ですが、80~90万円ほどします。上位機種なのでグローバルシャッターだけの価格ではないでしょうが、上位機種にしか搭載できないほど高価な機能であることは確かです。
最近のコメント