生原稿流出
人気連載(自分で言うな)の「IT嫌いはまだ早い」の生原稿を掲載することにしました。
月刊「Windows Server World」(IDGジャパン)http://www.windows-world.jp/に連載中のコラムです。
編集部からは「出版原稿でもいいですよ」と言ってもらっていますが、以下の理由で生原稿です。
- 連載されたものが、もし書籍になったとき、書籍が売れないと嫌
- 編集によって、いかに品質が向上するかを知ってほしい
- 編集によって、やむを得ずカットされたエピソードを書いておきたい
「もしかして、うち(出版社)の編集が気に入らないんですか」とも言われてしまったんですが、決してそんなことはありません。
多くの映画監督が、公開後に「ディレクターズカット」を公開しています。それと同じことです。
ディレクターズカットは、ファンにとっては興味深いものの、実際に公開作品より面白いことは滅多にありません。たぶん、監督自身がそのことは分かっていると思うのです。にもかかわらず、ディレクターズカットを出すのは、一種の自己実現なのでしょう。
2ちゃんねる風にいえば「ちらしの裏」というわけです。
そういうわけで、ぼつぼつ公開していきます。第1回は約1年前ですが、最終的に3か月遅れまで短縮していくつもりです。できれば、雑誌記事と読み比べていただけると大変うれしく思います。
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コメント
おもしろい試みです。定期的にチェックしたいと思います。
投稿: 安藤@大分 | 2006年3月24日 (金) 15時40分
こんばんは。タイトルにつられてやってきました。
公開したから売れなくなるリスクと、宣伝になって売れる効果の天秤なのでしょうね。
編集によって品質どんなに向上するのか示すという視点はは、面白いところです。普通編集者がどんなにすごい働きをしているか分かりませんからね。
ただ最近は編集の質が昔ほど出ない気もします。わかりにくい文章や、誤字がかなり目立つ気がします。
投稿: noki | 2006年3月25日 (土) 00時57分