『プロフェッショナル原論』波頭亮
ちくま新書刊
今年最初に読んだ本(読んだのは1月)
実につまらない本でした。
こういう偽プロフェッショナルを野放しにしてはいけない。
自分が無意味にグリーン車に乗る言い訳を1冊の本にしたのだろうか。
気になった文章の例
「プロは値引きしないから高い」「採算を度外視する」
↓
値引きはしないが、予算内で解決できる方法を提供するのがプロ。
まあ、どうしても予算に合わない場合はお引き取り願いますが。
「弁護士費用が成功報酬になっているのは弱者救済のため」
↓
説明の途中で「金がなければ十分な弁護ができない」とある。
「採算を度外視する」自説と矛盾する。
プロの言動
↓
エンロンやワールドコム事件から入った割には「日本の独自性」で終わっている。
わけが分からない。
この辺、まともな編集者が付いていればチェックするはずだ。
一言で言うと、まるで飲み屋で先輩が後輩に自慢話をしている感じ。
突っ込みどころは満載なのだけど、指摘したらかわいそう。
最近の新書は、短期量産体制だそうだが、この本も2週間くらいで適当に作ったような感じがする。
勝手な想像ですが。
でも、まあ、最後まですらすら読めたということは、それほど悪い本ではないのかもしれません。
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