『方法序説』デカルト
今年5冊目
月刊Windows Server Worldの連載記事に引用したついでに読んでみた。
新訳のせいか、案外面白かった。
300年以上前の人なので、科学的な事実誤認はいろいろあるけど、その辺は問題ではない。
ちょうど書評特集だったので、読書の効能を書いた部分を引用。
でも「方法序説」では、そのあとすぐに、読書を含む机上の学問の限界を説く。
そこで、というわけでもないが、翌月は「深い知識は未熟な経験に勝る」と連載は続いたのであった。
ちなみに、編集担当の方が「方法序説」の回に付けたサブタイトルは「書を持って現場に出よう」
もちろん寺山修司から引用しているのだけど、オリジナルはデカルトで「書を捨てて旅に出よう」だったらしい。
以前の連載では「旅に出るより仕事をしろ」と書いた。
どうもデカルト先生とぼくの意見はあまり合わないようだ。
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