書籍『ネットはテレビをどう飲み込むのか?』
12冊目『ネットはテレビをどう飲み込むのか?』
週刊アスキー連載「仮想報道」の記事を取捨選択、加筆、再構成したもの。
週刊アスキー必ず読むのは「電脳なおさん」と「仮想報道」
「インターネットを通して誰でも入手できる情報だけを扱う」というコンセプトらしい。
実際には著者の経験なども含まれるものの、確かに題材はインターネットから入手している。
そこまでは誰でもできるが、分析力が違う。
プロのジャーナリストなら当然の作業かもしれないけど、素人としては感心するばかり。
イラクでの人質事件では、パウエル国務長官が「自己責任と言うな、我々は全力を挙げて彼らを助ける義務がある」と言ったとか。
面白い(恐ろしい)のは、それまで「自己責任論」に傾いていた学生が、急に擁護派に変わったという調査結果だが。
他に、デジタル放送の著作権問題、テレビのビジネスモデルの崩壊、ホリエモンが「一次情報は不要だ」と言った話なんかが刺激的。
あと、本書には間に合わなかったが、現在企画策定中の新しいデジタル放送は、既存のデジタルチューナーでは受信できないとか。
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