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2008年4月29日 (火)

これでいいのか焼鳥屋

御殿場の焼鳥屋で、面白い目に遭ったので、御殿場観光協会に以下のようなメールを出しました。
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はじめまして。
先日、所用で、御殿場に行ったので、御殿場市観光協会が発行する地図に載っていた「五月」という焼鳥屋(0550-89-5505)に行きました。

カウンターに座っていたら、後から隣に2人連れが入ってきました。
2、3品頼んですぐ出て行こうとしたところで何か様子が変です。

「え、お茶が600円?」
「はい」
「あの、飲み屋で暖かいお茶頼んで600円っていう店ある?」

「カサゴは550円ってメニューにあるけど、750円になってるよ」
「はい、日によって大きさが違いますので」
「それはいいけど、注文するときか、最悪でも品物を出すときに言ってよ」

店長出せ、ということで店長が出てきたら「じゃあ値引きします」
そこには、「値引きすればいいだろう」という態度が見えています。
口では謝っていますが、謝罪している態度ではありません。
私の勘定書も調べてみたら、案の定、いくつか値段が違ってました。
指摘したら「じゃあそれでいいです」
繰り返しますが、値引けばいいというもんではありません。
この店に二度と行くつもりはありませんが、このような店が、御殿場観光MAPに載っていたということをどのようにお考えでしょう。
それとも、御殿場では、お茶1杯がビール並みの価格で、メニューの価格は当てにならないのでしょうか。

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2008年4月26日 (土)

名誉毀損訴訟

オリコンが、ジャーナリストの烏賀陽氏を訴えていた事件については以前から紹介しています。

4/22(火)、東京地裁は烏賀陽氏の主張を、ほぼ全面的に退けました。詳細は、烏賀陽氏のWebサイトをご覧ください。

ところで、この判決にはいくつもの疑問があります。私、法律については素人ですので、思い違いだったらご指摘ください。

まず、「訴訟後に収集した情報は信用できない」という点。訴訟後に情報が収集できないのなら、「新しい証拠が出たので再審請求する」という理屈は成り立たないのでは?

次に「コメントがそのままの形で掲載されることが予想される場合は責任がある」という点。プロのジャーナリストが「そのまま掲載される」なんて思うでしょうか? 事実、烏賀陽氏は不本意な紹介のされ方をしたと漏らしています。
逆に、普通の人は、コメントはそのまま掲載されると思うでしょう?

法律が、生活感覚に合わない場合があるというのはよくあることですが、証拠らしい証拠も提出していないオリコンの言い分が認められたのは意外です。

そういうことを考えていたら、週刊アスキーの「仮想報道」というコラムに「あっというまに名誉毀損の被告人」という記事が掲載されました。Webでも読めます。

そこで紹介されている書籍「名誉毀損裁判」によると、「王様は裸だ」と叫んだ場合、「王様が裸だということは見ればわかるし、ほんとうのことではあるけれど、王様の社会的地位を下げたことは明らかで、訴えられる可能性があるというわけだ」そうです。

名誉毀損裁判の判決はどれもそうらしいのですが、ある発言が真実であるかどうかは関係ないようです。ただ、その発言が相手の名誉をおとしめたかどうかが問題だとか(だから「名誉毀損」なんですが)。

たとえば「Aさんはカツラだ、なぜなら髪型が不自然だからだ」と言った場合「髪型が不自然なだけではカツラだと断定できない」と言うことで名誉毀損になるかもしれません。
実際にAさんがカツラかどうかは問題ではないのだそうです。

いずれにしても、なんだか面倒な話になってきました。
これでは、うっかりコメントもできません。だって、自分のコメントが改ざんされて掲載されるなんて思っていませんから。

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2008年4月19日 (土)

【読書日記】翻訳夜話2『サリンジャー戦記』

文春新書『翻訳夜話2「サリンジャー戦記」』村上春樹・柴田元幸

8冊目

村上春樹が "Catcher in the Rye" を翻訳したときの対談と、訳書につけるはずだった解説。
村上訳の「ライ麦畑」は読んでないのだけど、対談と解説だけは読んでおこうと購入。

「ライ麦畑」を読んだのは、たぶん高校2年生の頃。いろいろあって、かなり参っている頃に読んで救われたのだけど、かなり個人的な事なの仔細は省略。

もっとも「ライ麦畑」は、次にどこに行けばいいのかは示してくれなかった。

その直後に読んだのは庄司薫の「赤頭巾ちゃん気を付けて」。これを読んで、方向がちょっと見えてきた。サリンジャーも、庄司薫読めば良かったのに(うそですけど)。

ただ、文庫版「赤頭巾ちゃん気を付けて」の解説で「本書の読者である若者たちが『海のような男になろう』の意味が分かっているかどうか疑問である」というのは大変失礼な言い方だと思う。そういうあなたは分かっているんですか、と問い詰めたい。

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【読書日記】古代メソアメリカ文明~マヤ・テオティワカン・アステカ

講談社選書メチエ『古代メソアメリカ文明~マヤ・テオティワカン・アステカ』青山和夫

7冊目

メソアメリカ(中米)古代文明の入門書。
中米だから、南米インカの話はなし。この区別もこの本を読んで初めて知りました。

ゼロを発見していたとか、ローマ以上の大都市なのに、鉄器がなく(洗練された)石器だけだったとか、いろいろ面白かったんですが、一番面白いのは序章と、それから失礼ながら後書き。
著者の、メソアメリカについての情熱が伝わってきます。

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