【映画】宇宙戦艦ヤマト~復活編~
開店休業のブログですが、今年からはちゃんと更新します(たぶん)。
1月1日は東宝映画1000円なので、見てきました。
完全新作アニメなんですが、ヤマトらしい、実にくだらない映画でした。
もともと、ヤマトにはストーリーはあってもドラマはない。
それにしてもストーリーすらいい加減な作品でした。
星間連合が地球を「侵略者」とみなすなら、無差別攻撃以前に外交があるはず。
ヤマトを見て「ヤマトの戦いに感服した」改心する敵艦長は、フェアな男として描かれているが、そもそも移民船団と知って攻撃しているのはなぜか。
非戦闘員の攻撃は決してフェアではないだろうに。
しかも勝手に戦線離脱し、そのあとは同盟国(ヤマトの敵)を攻撃するというひどい話。
だいたい、一介の戦艦艦長が他の星と交戦を決定する権利なんかあるわけないのであって、困ったもんです。
そして、それは古代進も同じで、この世界には「外交」というものがないらしい。
地球からの移民を受け入れたことで攻撃される星の人が王宮に集まるシーン。
当然「地球人移民受け入れ拒否」だと思ったら、攻撃者との徹底抗戦を主張。
ここは笑うところだったんでしょうか。
近づいてくるブラックホールが人工物であると気づかなかったのもおかしい。
白色彗星の経験から、自然物と見せかけた人工物の分析くらいできるだろうに。
実際、最後でヤマト艦内の設備を使った分析に成功しているし。
と、進歩したのはCGだけで、あとは退化なんですが、それでも、ヤマトで育った世代の人は見た方がいいと思う。
今回の映画は、ヤマトが何だったのか考え直すいい機会になるはず。
天知真理のファンは、今の天知真理をも直視すべきなんです。
ところで、冒頭で攻撃される移民船の名前が「ブルーノア」
そりゃだめだろう。
ヤマトの成功に気をよくして、大金を投入した失敗作の名前ですから。
西崎さん、まだ未練があるらしい。
さて、良かったところを3点。
- CGは良かった。効果的かというと微妙ですが。
- 森雪(古代雪)がヌードに。この人、TVシリーズの初回ワープとか災難です。
- 真田さんの「こんなこともあろうかと」は健在。
真田さんが実際に「こんなこともあろうかと」と言ったわけではないんですが脳裏に浮かびます。
それも「六連発波動法を同時に撃つ」可能性を計算することでロックが解除されるという意外性、さすがは真田さん。「六連発」は「六連銭」にかけたわけじゃないですよね。
しかし六連発の波動法、砲身が1つしかないのにどうやって同時に打つんでしょう。
まあ、真田さんができるというのだからできるのでしょう。
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