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2010年1月31日 (日)

【読書日記】サリンジャー死去

最近の読書ではありませんが、一応「読書日記」ということで。

少々出遅れた感はありますが、小説家のJ. D. サリンジャー氏が91歳で亡くなったとか。

ある種の小説には「読むべき(精神)年齢」があると思う。
サリンジャーの「ライ麦畑」もきっとそうだと思う。
高校の時に読んで、何を思ったかはあまりにも個人的なので書かない(書きたくない)。

ところで、サリンジャーが隠遁生活を送った理由のひとつに「ライ麦畑」の異常なヒットがあるという説があるようです。
サリンジャーの他の作品を読んでみると「ライ麦畑」だけが異質な感じがする。
異質な作品が評価されたことに嫌気がさしたとか。

そう聞いて、一通り読んでみたのだけど確かに全然違う。
「村上春樹における『ノルウェイの森』」と称した人がいるけど、もっと異質な感じがする。

まあ、でも、どれも面白かった。
ついでに、サリンジャーの作品で禅問答の中身をを知りました。
(日本人として、それはどうかと思うけど)

「ライ麦畑」は、庄司薫の「赤頭巾ちゃん気を付けて」ともよく比べられたようです。
(私が「ライ麦畑」を読んだのは中公文庫版の解説がきっかけでした)

確かに女医さんの下りとか、最後の女の子の扱いとか、似たところはあるものの、「ライ麦畑」のホールデンほと危うい感じはしませんでしたね。

中公文庫の解説にもあるように、テーマはちょっと違うように思った記憶があります。

ところで、件のサリンジャー。
小説「シューレスジョー」にも登場しているんですが、「フィールド・オブ・ドリームズ」として映画化されたときは名前が変わってました。

「シューレスジョー」を先に読んでいたので、なんか似たようなストーリーの映画だなあ、と思ったら映画化だったというオチでした。

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