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2014年4月13日 (日)

ワッチミーナ2014 ファーストシングル「夢ワッチミーナ Chance」発売イベント

連載となっております。今回は「ワッチミーナ2014サバイバルオーディション結果発表」の続きです。

4月12日(土)19:00- タワーレコード秋葉原店でインストアライブ。今回は、ワッチミーナ2014候補生のうち10名の参加でした。

センターはそろったものの、カバー曲の正規ウィングがいなかったのは残念です(仙台の人なので、都合が合わなかったのかもしれません)。

もちろん代役はワッチミーナ2014候補生から選ばれました。こういう偶然がプロデューサーの目に止まり、別の番組に抜擢される、ってことがあるかどうかは知りません(ドラマでは良くあります)。

あとで聞いたらビラ配りもしていたそうで、もうちょっと早めに行けば良かった。

肝心のインストアライブは、ステージがないのと観客が多いので、よく見えませんでした。ちょっと甘く見てましたね。

instorelive
▲こんな感じで隙間から見てました。

全体のフォーメーションとか見えなくて全然分からないんですが、肩の力が抜けて楽しめるようになった印象を受けました。

歌ったのは、最初がカバー曲の「二度目まして! 三度目まして!」、次がオリジナル曲の「夢! ワッチミーナ チャンス」でした。

そして、町宮亜子さんは例によって安定のMCでした。

●隣を歩ける権利

ところで、「二度目まして! 三度目まして!」の2番に

隣を歩ける権利を迷わず私に
半径30センチに近付けるときワクワクドキドキ

というフレーズがあって、意味がよく分からなかったんですが、これは握手会のことなんだそうです。

AKB48に代表される、ライブ系アイドルは握手会をよくやります。たいていはCDなどの購入に応じた特典です。

握手券ほしさの犯罪なんていうのもときどき新聞に載りますが、実際のところ、売り上げと人気は完全に一致するわけではないようです。

売り上げは、少数のお大尽がいれば上がりますが、人気はCDを買わない層も含めた人間の総数です。

握手会の行列の長さは、少数の人がいくら頑張っても伸びません。ただローテーションの回数が増えるだけです。

気の利いたファンは、少ない行列を見ると並んであげるそうですが、それってかえって情けない感じもします。

そういうわけで、握手会で自分の前に並んでくれるかどうかは、かなり深刻な問題で、だから「迷わず私に」「半径30センチに近付けるときワクワク」なのでしょう。

ちなみに、今回はCDを購入すると握手券がついてきましたが、全員との握手なので列の差は出ませんでした。

2枚以上買うと、ツーショットチェキの権利がついてきて、これは人気の差が出ます。カメラ担当も複数いたので目立った行列はできませんでしたが、もうちょっと大規模なイベントだとかなり差がついてしまったかもしれません。

●握手券とビジネスモデル

ビジネスとしてのアイドルを考えた場合、購買数が多い方が利益も上がるわけですが、少数のファンに頼ったビジネスは継続リスクがあります。ファンの心は動くものですから。

リスク分散のためには、多くのファンをつかむ必要があるのですが、大半のファンはCDを買いません。そういうわけで、購買力の低い多数のファンにアピールしつつ、お大尽から利益を上げるというバランスが重要になります。

幸い、多くのファンは、応援している子の人気が出ることが喜びですから、ときどき購買者層に特別な声をかけつつ、基本的なアピールは不特定多数に対して行うことは無理なことではありません。

さて、このスタイル、どこかで見たと思ったら、広告モデルそのものです。

Googleの利用者の大半はGoogleにお金を払いません。お金を払うのはGoogleに広告を出している企業です。しかし、Googleはスポンサーの利益を考えるのではなく、利用者の利益を最優先で考えます。その結果、利用者が増え、結果として広告効果も高まるというわけです。

雑誌にしてもテレビにしてもみんな同じことです。下手にスポンサーのご機嫌を伺うと、ろくな内容になりません。スポンサーを尊重することは必要ですが、言いなりになるわけではありません(BSフジの番組で「日本テレビの番組に出たい」と言うのは、スポンサーというか、ビジネスパートナーを尊重していないのではないかと思います)。

●結論

アイドルの皆さん、売り上げよりも、より多くのファンを獲得することを重視してください。

でも、売り上げに貢献する人を尊重することは忘れないでくださいね。
(あ、私は大して貢献していないのでどうでもいいです)

●おまけ

ワッチミーナ2014のページが残っています(もうすぐなくなると思います)。

このページ、何気なくHTMLソースを見たら、コメントが多数。
勝ち抜きオーディションで、予選落ちした人の名前が残ってました。

何か、墓標を見た気分です。

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