「写真新世紀」見てきました
「写真新世紀東京展2014」を見てきました。写真新世紀は、なかなか面白い作品が多いので、なるべく見に行くようにしています。
今回の作品で面白かったのは、何と言っても南阿沙美さんの「MATSUOKA!」。
なかなかボリュームのある女性が(おそらくマツオカさん)、なぜかヒーローポーズをしている組み写真、というより写真集。
これは絶対見て欲しい。
庵野秀明監督(エヴァンゲリオンなどで有名)が、学生時代「帰ってきたウルトラマン」という8mmフィルム映画を作っています(どっちかっていうとウルトラセブンですが)。
ジャージに、手作りのカラータイマーをつけただけというチープなウルトラマンです。庵野秀明監督自身が、着ぐるみでもお面でもなく、素顔で登場しているというチープさですが、ストーリーや演出が実にしっかりしていて、本来なら思わず笑ってしまう姿なのに、つい本気で見てしまう素晴らしさ。
「MATSUOKA!」も、単なるデブ(あ、つい書いてしまった)が、実にいい動きで、効果的な写真になっています。
背景となる人混みを止めて、ヒロインだけぶらすとか、技術的にもなかなか面白い作りです。
明日9月21日(日)までです。
ところで、会場の東京都写真美術館は9月24日から改修工事だそうで、2016年前で休館です。残念ですが、パワーアップして帰ってくるのを待ちましょう。
そしてミュージアムショップで「ニャイズ」の単行本を発見。写真美術館のPRマンガですが、これが面白い(一部はWebサイト「ニャイズ」で読めます)。
ダジャレから写真界の小ネタまで満載です。おすすめします。

ニァイズ 東京都写真美術館ニュース別冊~『クレムリン』出張版
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