« MOBACO.さんバックバンドライブに出る | トップページ | 澤村希美さんの写真の説明 »

2015年4月15日 (水)

中島みゆき「悪女」の歌詞が分からないのでは?

CDを探していたら、なぜか中島みゆきの「寒水魚」が2枚出てきました。

なくしたと思って買ったのでしょうが、それも覚えていないという。

2枚あってもしょうがないので、MOBACO.さんの誕生日プレゼントにしました。何年も前に、間違えて買ったCDをむき出しのまま渡すという、ひどい話ですが音楽に変わりはありません。

  1. 悪女
  2. 傾斜
  3. 鳥になって
  4. 捨てるほどの愛でいいから
  5. B.G.M.
  6. 家出
  7. 時刻表
  8. 砂の船
  9. 歌姫

「鳥になって」「時刻表」「歌姫」あたりが好きなんですが、「悪女」もシングル盤は好きです。

なぜか、アルバム版はアレンジが全然違ってなんとなくロック調です。

サビは

悪女になるなら月夜はおよしよ素直になりすぎる

なんですが、ラジオ番組「オールナイトニッポン」で、リスナーが

うどんを食うなら月見はおよしよタヌキの方がいい

と替え歌を応募していたのを思い出します。歌詞は全然違うのですが、うまく合っていて、中島みゆき本人も受けていました。

それで、改めて「悪女」を聞いていると、歌詞がまるで時代遅れ。人間の心はそうそう変わらないので、内容はいいのですが、今の人は事情が分からないのではないでしょう。

土曜でなけりゃ映画も早い

入れ換え制の映画館はほとんどなく、何度でも続けてみることができました。土曜は多くの映画館でオールナイト上映をしていたので、今でいうマンガ喫茶代わりに使ったものです。

ホテルのロビーもいつまでいられるわけじゃない

ホテルのロビーは待ち合わせ場所としてよく使われるので、ロビーにしばらくいても問題ありません。ですが、あまり長くいると声をかけられるかもしれません。

今ならカラオケボックスやマンガ喫茶に行くところでしょう。

受話器をはずしたままね話し中

日本の固定電話は、留守番電話サービス(ボイスメール)の導入が遅かったので、通話中は電話を受けられませんし、メッセージも残せません。

電話線は、モジュラジャックではなく、ローゼットと呼ばれる端子にネジ止めしてあったので、簡単には外せません。電話に出たくないときは受話器を上げっぱなしにしたものです。

ただし、ダイヤル可能な状態を示す音(ダイヤルトーン)が鳴り続け、しばらくすると話し中の音(ビジートーン)に似た音に切り替わるので、布団でくるむなどの工夫が必要です。

鳥になって」は「愛した人の数だけ愛された人はいない」という歌い出しが心をつかみます。

時刻表」は、評論家のことを悪く言いながら、それでも温かく見守る歌詞が泣けます。そういえば歌詞に出てくる「ポルノショーの看板持ち」は、ストリップ劇場の看板持ちでしょう。ストリップ劇場そのものが減る一方で、看板持ちなど雇っている余裕はありません。

満員電車のため息を「君の落としたため息なのか、僕のついたため息だったか、誰も電車の中分からなくなるから」という表現も斬新でした。人のため息を聞くと、自分も嫌な気になりますが、そういうことかと思ったくらいです。

このアルバムでは、一番好きな曲で、昔はよく自分の部屋でひとりで歌ってました。

|

« MOBACO.さんバックバンドライブに出る | トップページ | 澤村希美さんの写真の説明 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中島みゆき「悪女」の歌詞が分からないのでは?:

« MOBACO.さんバックバンドライブに出る | トップページ | 澤村希美さんの写真の説明 »