まなみのりさ、アイドルお宝くじ、キャンディーズ
テレビ朝日の番組「アイドルお宝くじ」のイベンとして、7月26日(日)に六本木ヒルズアリーナで開催された「アイドルお宝くじパーティーライヴ『真夏の神曲紅白歌合戦』」(リンク先はしばらくすると別のものになってしまうと思います)が開催されました。
現在のアイドルが紅白に分かれて、往年のアイドルの名曲を歌うというものです。1部は昭和編、2部は平成編です。平成編はもともと分からないのですが、昭和編で岩井小百合とかBaBeの入っている理由は分かりません。
注目していたのは、まなみのりさの「暑中お見舞い申し上げます」(キャンディーズ)、以前からこの3人にはキャンディーズが合うと思ってた通り、とてもいい感じに仕上がっていました。
当初、キャンディーズの完全コピーと聞いてたんですが、実際は振り付けもコーラスもアレンジされてました。
振り付け
基本的な振り付けは確かにキャンディーズと同じでした。歌い出しの「(暑中お見舞い)申し上げます」の特徴的な手振りなんかもそのままです。
ただ、キャンディーズがほとんど立ち位置を変えず、(この曲では)主旋律はランちゃんこと伊藤蘭だけなのに対して、まなみのりさ版では頻繁に移動し、その都度主旋律担当が変わります。
途中で移動するのは、たぶんキャンディーズの実質的な最終シングル「微笑みがえし」だけじゃないかと思います。
曲
「あなたの街まで飛べそうです」の部分など、オリジナルではソロパートだったのがコーラスになってました。オリジナルより良かったんじゃないでしょうか。
ただ1つだけ注文がります。時間の関係でしょう、2番が飛ばされました(それは仕方ないです)。オリジナルはこういうフレーズがあります。
- 1番「なぜかパラソルにつかまりあなたの街まで飛べそうです」
- 2番「早くあなたに会いたくて時計を逆さに回してます」
- 最後「なぜかパラソルにつかまりあなたの街まで飛べそうです」
2番を飛ばすのだったら「早くあなたに会いたくて」を入れて欲しかったと思います。
ちなみに、この部分「早く会いたい」=「早く約束の時間が来て欲しい」という意味であれば、時計を先に送らないといけないわけで、逆さに回したら遅くなってしまう、と仲間内で突っ込んでいました。
▲日本短波放送(現在のラジオNIKKEI)で放送していた情報番組
「ラジオたんぱ「ヤロウどもメロウどもOh!」」を参照してください
おまけ「渚のシンドバッド」
紅白歌合戦ということで、対戦曲は「渚のシンドバッド」でした(たくさんのメンバーのいるユニットさん)。
ピンクレディーは、デビュー曲の「ペッパー警部」で、振り付けや衣装から明らかに男性狙いでデビューしたんですが、なぜか若年女性層にも受けました(特に小学生女子)。これを受けて、楽曲をユニゾン中心に切り替えたそうです。今、聞き直したら意外にハモってましたけど。
「渚のシンドバッド」は、「くちびる盗むはやわざはうわさ通りだわ」がきれいなハーモニーで一番の見せ場だと思うんですが、これをソロに持ってくるという大胆なアレンジでした。
こちらもまみりのハモリで聞いてみたいものです。
Golden☆Best (キャンディーズ)
手持ちのCDを引っ張り出してきました。キャンディーズの2枚組ベスト盤です。
1枚目の1曲目が「キャンディーズ」、自己紹介の曲ですが、自己紹介部分はほとんどないです。2曲目から発売順にシングルが18曲続いて、最後が引退後に発売された「つばさ」、「キャンディーズ1676日」と続きます。
「つばさ」は、引退の心境を語った歌詞で、ファンには評判がいいらしいんですが、ちょっと大げさなアレンジと大仰な台詞があまり好きじゃありません。
「キャンディーズ1676日」は知りませんでした。「1676日」はキャンディーズの活動日数で、引退時に出た5枚組アルバムのタイトルにもなっています。
歌詞も曲もなかなか良くて、間奏にキャンディーズの曲がたくさん入っている遊びもあって、なかなかいい歌でした。
2枚目は、かなりマイナーなものが多いんですが、「フィーリングカップル5 vs 5」で知られるテレビ番組「プロポーズ大作戦」のテーマが入ってました。ちなみに「フィーリングカップル5 vs 5」は後半のおまけで、「プロポーズ大作戦」の本編は「昔好きだった人に会って告白したいので、行方を探して欲しい」というものでした。
ときどき「恩師に会いたい」など、プロポーズとは無関係なものもありました。今の時代にこの番組があれば、「宮崎奈穂子さんが初めて渋谷で路上ライブしたときに『いい歌ですね』と声をかけたサラリーマン」を探してもらいますね。

GOLDEN☆BEST/キャンディーズ
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