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2018年12月26日 (水)

『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』

「プリキュア」シリーズは、TVを1回(1話)見ただけで、ほとんど何も知らないのですが、映画の評判がいいので見て来ました。

急に思い立って行ったんですが、TOEIとTOHOを間違えて映画館の前で気付きました。数分の距離でよかった。

最終回のせいなのか、もう上映期間終盤だったせいなのか、そこまで子どもは多くない感じ。そもそも場内はすいています。

そして、母娘より父娘が多いのは意外でした(いや、むしろ当然か?)。男の子はいませんね。

成人男女カップルもちらほら。もちろん、私同様おじさんお一人様も。公開後しばらくはレイトショーやってたくらいなので、大人のファンも多いのでしょう。

感想です。

変身のあとの決めポーズ、ふつうならここで字幕が入るのに、何もなし。結局名前がよく分からないまま終わってしまいました。映画にくるくらいだから、それくらいは常識。邪魔なテロップは入れないってことなのでしょうか。テロップ、かっこいいと思うんですが。

かろうじて、主役のエールと、ブラックとホワイトは分かりました。ブラックとホワイトが初代プリキュアらしい。

敵キャラは、まどか☆マギカの魔女みたいな絵面で、やっぱり闇を抱えてました。もうちょっと掘り下げることもできたんじゃないかと思います。

映画では、記憶を奪われること、奪われた記憶は、同じ記憶を共有している仲間の思いが強ければ取り返せること、このあたりが印象的でした。逆に、誰か1人の記憶を奪って自分のものにしたとしても、それは一方的な思いでしかなく、本当の意味での体験にはならないのでしょう。

自分が持つ誰かとの思い出は、相手にとっても大事な思い出になっていればいいな、と思いました。
さすがに話は単純化されてましたが、いい映画でした。

しかし、設定などは最後まで分かりませんでした。「そういうのはテレビで見てこい」ってことでしょうか。「子供にせがまれて、テレビシリーズ見てないけど、仕方なく見に行った親」でも楽しめたということです。子供映画としては理想的ですね。

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2018年12月25日 (火)

斉藤由貴クリスマスライブ2018

12月21日(金)は、横浜の赤レンガ倉庫にあるライブレストラン「Motion Blue」に、斉藤由貴のライブを見に行ってきました。20日(木)と21日(金)の、それぞれ夕方と夜の2回公演。私は金曜日に休んで夕方の回に行きました。金曜夜はソールドアウトでした。

斉藤由貴のライブ(コンサート)は生涯二度目、最初は平成元年から2年にかけて開催された「ワン・ツー」というコンサーツツアーで、大阪厚生年金会館で見ました。来年で平成も終わりなので、平成の最初と最後が斉藤由貴だったことになります。

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会場のある「赤レンガ倉庫」。倉庫を利用したのでしょうか、おしゃれな感じです。そういえば、このビルの中で、前に一度グループ写真展をしました。

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ちなみに私はお花を出したりはしません(言うまでもない)。クレイジーケンバンドの横山剣さんです。

「Motion Blue」は、南青山にある「Blue Note」の系列店だそうで、本格的なレストラン形式のライブハウスです。ドリンクだけでもよかったのですが、せっかくのクリスマスなので、ディナーを頼みました(高かった)。開場から開演まで1時間以上あって、その間に食事の準備をする感じですね。

チケットを買ったのがぎりぎりで、席は後方だったのですが、一応正面だったので振り返る必要もなく、ゆっくり見ることができました。

構成は、キーボード、ギター、ベース、ドラムに、女性コーラス(1人)のアコースティック編成。斉藤さんの雰囲気とよく合ってました。ベースはウッドベースからエレキベースに切り替え、ギターもアコースティックギターからエレキギターになったはず(よく見えなかった)。

セットリストなんかはメモしてませんが、前半はクリスマス系の曲、谷山浩子作詞の「土曜日のタマネギ」を経て、原由子提供の「少女時代」(これは日替わり曲だそうです)、CMにも使われた「AXIA」(富士フィルムのカセットテープブランドがAXIAでした)など。

高音はちょっとつらそうでしたが、相変わらずの美声と、ちょっとした天然ぼけのMCは健在で、楽しい時間でした。

12月10日のまなみのりさ「アコースティックライブ」もそうだったんですが、こういうゆったりしたライブもいいですね。

Motion Blueのキャパは、おそらく150名くらい(公称200だそうです)。この日は、ミュージックチャージ8,000円、ディナー5,000円、ドリンクは1,000円弱からと、結構なお値段ですが、ディナーショー1万5,000円と考えれば特に高いわけではないでしょう。いや、高いですけど。

なお、当然ながら握手会はありませんでした。してもいいのに。



【追記】セットリスト

セットリスト拾ってきました。思い出したことも書き足してます。

  1. ~詩の朗読~
  2. ONE
  3. ~詩の朗読~
  4. ベラノッテ
  5. 土曜日のタマネギ
    定番だそうです。30年前も歌ってました。
  6. 少女時代
    他の日は「予感」「夢の中へ」「MAY」だったそうです。
  7. 中央線
    矢野顕子のカバーだと思います。個人的にいろいろ思い出深い曲です。
  8. 衣装替えのため中断(コーラスの人がソロでつなぎます)
  9. Let It Snow
  10. 憂鬱のカレイドスコープ
    「カレイドスコープって何のことか知ってますか?」と話しかけてました。万華鏡ですね。
  11. AXIA ~かなしいことり~
  12. 月野原
  13. ブルーサブマリン
  14. ENDING ~Hello Dolly~

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2018年12月24日 (月)

いとうあいか撮影会からのオフ会へ

12月22日(土)は、いとうあいかさんの撮影会からのオフ会でした。

久しぶりにかめらバッグ出したら、「Magical♡Honey」って2人組アイドルユニットのチラシが出てきました。「Magical♡Honey」の1人がいとうあいかさんですね。

撮影会イベント名「うぃんたぁー あい♡かめら~いとうがふゆふゆしてりゅぅぅ~」

1枠定員5名なので、割と小さめの撮影会ですね。3分ごとの交代制で、メイン以外の人も撮影(脇撮り)可能なシステム。団体撮影会は、こういう交代制の方が好きです。特にメインが決まっていない「囲み」だと気が弱いとまったく撮れないので。

スタジオはちょっと狭かったんですが、都心のスタジオだとこんなものでしょうか。可動式の仕切り壁が若干低いので、ジャンプしてもらったら壁を越えてしまいました。

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普段着ている着ぐるみパジャマだそうです。暑くないのかなあ。

着ぐるみパジャマの下は、別のパジャマ。「(撮影中に)『じゃあ、そろそろ脱いでみようか』って言っていいよ」と言われたので言ってました。

脱いだものを足下に落とすと、ちょっとエロチックになるはずなんですが、健全なアイドルなのでなりませんでした。

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飛ぶと、だいたいの人が自然に笑うので面白いですね。でもちょっとピント甘かった。こちらの問題です。

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花びら持ってきた人がいたので、借りて飛ばしてもらいました(借りるだけじゃなく使ってしまってすみません)。本人に投げてもらってるのもあります。

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ちょっと大人っぽい感じになったでしょうか。

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こちらはクールな感じで。

ミノルタのフィルムカメラα7と、ソニーのデジタルカメラα7の両方を持ってくるという、ある意味マニアな人が、仕事の都合で中座。噂では「証明書の期限切れ」だとか。大変ですね。

撮影会で見るカメラは、以前はキヤノンとニコンが圧倒的に多かったのですが、最近はソニーが増えてますね。昔からミノルタ(カメラ事業は、後にソニーに売却)を使っていたので、なんとなく嬉しいものです。

私のメインカメラはソニーα77 II、サブカメラが型落ちで投げ売りされていたNEX-6なんですが、NEX-6が案外よく写ります。格は全然違うのですが、新しいカメラの方がいろいろ進歩します。

110家の食卓オフ会「うぃんたー☆もぐもぐパラダイス!」

「110家」は「いとうけ」と読ませます。15人くらいでオフ会。小学校を模した居酒屋で、客に配られる試験がありました。満点だとガチャができるんですが、算数は案外難しかったですね。

もうひとつ「いとうあいか試験」もありました。難しかった(というか、知らない)。ちなみに私「あなたのハートに」を「あなたの心に」と答えてしまいました。声に出していると間違えないんですけどね。

ちなみに「ミニあいかちゃん」は答案用紙の下に書いてあるのでカンニングできます。

飼い猫のうち1匹は「いとうあいか」みたいな子に変身して、歌舞伎町のメイド喫茶でお給仕している子でした。そこに気付かなかったので減点。

ちょっと狭かったんですが、ライブでは客同士あんまり話をしないので、行って良かったと思います。もうちょっと通えば顔見知りも増えるのでしょうけど。

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2018年12月11日 (火)

まなみのりさ「アコースティックワンマンライブ」2018年12月10日(月)

2018年12月10日(月) まなみのりさ「アコースティックワンマンライブ」に行ってきました。

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▲マウントレーニアホール(渋谷道玄坂)

ちなみにMt. Rainierはシアトル(タコマ)にある有名な火山で、その形状から日系人の間では「タコマ富士」とも呼ばれているそうです。コーヒーといえばスターバックスやタリーズでおなじみシアトル、シアトルといえばMt. Rainier、ということで森永乳業のコーヒーブランドに採用されたと思われます。

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バックバンドは、まなみのりさと同じ事務所のフラチナリズムさん。これだけでも豪華です。

前半は、緊張しつつも予想通りの進行ですが、後半にかけてテンション上がっていきます。直前のSHOWROOM配信では「(7時半開演だけど)8時ごろ来ても十分楽しめるよ」ということでしたが、確かに8時過ぎてからの盛り上がりがすごい(時計なかったので正確な時刻は分からないんですが)。

いわゆる「上げ曲」の「waveビート」は、ジャズ歌謡っぽい感じで、これで管楽器が入ったら昭和のかっこいい音楽。Twitterでは「ルパン三世」という声が上がってました。そんな感じですね。

それから「bye bye バイナリ」、正直それほど好きな曲ではなかったのですが、心に響くアレンジになってました。

途中で披露された、みのりさんのカズー(知らない小型の楽器)は妙に可愛かったし、りささんのオカリナには場内どよめきが(以前歌っていた「レモンサイダーと夏休み」という曲では彼女のオカリナが入るので)、まなみさんのタップダンスは、なぜか手に持ったスリッパから入り「それかい!」と突っ込ませておいて、本気のタップに入るコメディアン並みの演出まで。

スポンサーらしき方によるバイオリン伴奏(なんとストラディバリウス)も良かったし(始めて数年の素人とは思えない)、ほんとにいろいろ驚くような、でも期待から外れない演出が随所に見られました。

そして、ラストの「三ツ葉」は3人が輪になって、完全な無伴奏でフルコーラス。照明はトップライトのみをかなり落として、3人の姿がやっと見えるくらい。歌で勝負する気持ちを感じますね。

アコースティックワンマン、ひとつだけ(客の)課題があるとしたら、要所でコールしても良かったかな。ギター1本ならともかく、バックはバンド編成なのだから、違和感ないはず。コールは余計という人もいるのでしませんが、スタンディングオベーションはしたかったかも。

これライブ音源出ないんですかね。MCカットして曲だけ順に並べるやつ、昔よくあったんですが、最近見ないですね。

ちなみに、私がもっとも心を動かされたライブ音源は大場久美子の武道館コンサートで「こんなに下手なのにレコード出さないといけないとはなんて残酷な」という感想でした。まなみのりさのライブ盤だったら、本気で感動できるので、ぜひご検討ください。

そして、もう日常的にバックバンドを付けるくらいになって欲しいですね。キャンディーズがMMPと一緒にやってたみたいに。それはなかなか難しいことだと思いますが。

セットリストや、楽曲の詳細は「Live Funs」に上がっているまなみのりさ~Acoustic~をどうぞ。

終演後、直前に発表された2019年3月3日(日)のライブチケットを買いに並んでいると、まさかの本人がチケットを手渡し。「プレイガイドで全部売れるようになればいいのだけど、手売りで顔を見ながら渡したい」という意味のことを言っていたのはこれだったんですね。

そういえば、今回のチケットも手渡しでだったし、ライブの物販でもチケットは本人が売ってますね。グッズはスタッフですが。「手売りしなければならない」というといい感じじゃないですが、今は「手売りできる幸せ」を感じていただきましょう。

ライブに行くのは、日程と場所を合わせないといけないし、どんな突発的な予定が入るか分からないので、CDを買うのとはまた違う緊張感があります。たぶん、売る方も「この人は、無事に参加できるだろうか」という不安もあるでしょう。対面で受け取ることで、その緊張もちょっと緩和されるかもしれません。緊張が緩和すると笑いが起きるのは、故桂枝雀師匠の理論通りです(ちょっと違うか)。

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▲ファンとスポンサーからのお花。この麻生さんという方がバイオリンを伴奏されました。

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2018年12月10日 (月)

パステルパーティ♪(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話7/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


パステルパーティ♪

作曲・編曲:斎藤悠弥

2017年7月2日に発売された、自身初の全国流通シングルで、初のアニメタイアップ曲です。インストアライブも初めてで、いろいろ大変だったようです。たとえば、インストアライブではふつうワイヤレスマイクではなく、ワイヤードマイクを使います。最近のライブハウスはほとんどワイヤレスマイクを使うので、そこから困ったみたいですね。

また、発売日のインストアライブは、ファンによるサプライズイベントがあったり、ポスターができたり、タイアップした「天地無用」のイベント(2017年5月14日KFCホール)で、声優さんたちにまじって舞台に立ったり、そういう印象が強く残っているそうです。

曲はかわいらしい感じを重視して、衣装もパステルカラー、歌詞の「ときめきシルクハット」にあわせてかわいいシルクハットも作ってもらったそうです。実際の映像はMVをどうぞ。

「ときめきシルクハット」「照れ隠しチーク」「ひとめぼれルージュ」といった(男性にはあまりなじみのない)用語を並べ、女の子には刺さって欲しいということです。

内容は、付き合ってるのかな、まだそうは言えないかな、という微妙な関係のカップルがパーティに行く感じです。女の子は「男らしいところ見せてくれるのかな」「今日はお姫様扱いしてくれるのかな」「でもちょっと彼はシャイなのかな」「自分もちょっと背伸びしてみたんだけどな」という感じの曲です。要するに「男女がドギマギしている曲」ということです。

簡単な振り付けもあるそうです。

日本では、そういうパーティはあまりないんですが、米国の高校には「prom(プロム)」という恐ろしい習慣があって、それに行くような感じでしょうね。プロムについては、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の最後のシーンと言えば分かりやすいでしょうか。この曲でも、途中でワルツのメロディが入っていますね(MVをご覧ください)。

振り付けには、途中に入るギターにあわせて「エアギター」が入っています。どうしてもやりたかったそうです。

短い曲ですが、満足感の高い曲に仕上がっています。

もっと秘話っぽい話としては、ハモリに苦労したそうです。多重録音だと思います。

なお「パステルパーティ♡」は、現在ミュージックビデオのある唯一の曲だそうです。でも、せっかくの全国流通アルバムなので、もう1曲欲しい、ということで現在クラウドファンディングがスタートしています。

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ☆』発売記念企画!Σ夢中☆ごちゃまぜ遊園地MV大作戦っ!!ということで、リード曲『Σ夢中☆アスレチックコースター!』のMV制作ファンドが始まっています。既に目標額の99%となって達成間近ですが、ストレッチ目標もあるそうなので期待しています。と書いているうちに106%となりました。おめでとうございます。

▲「パステルパーティ♡」のMV


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2018年12月 8日 (土)

秘密基地アドベンチャー(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話6/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


秘密基地アドベンチャー

作曲・編曲: yolky sun(ヨーキーサン)

『恋して♡コーラ』のyolky sunさんの新曲。依頼曲ではなく、作曲家さんから「こんなのどうですか」と提案されたそうです。注文もしていないのに勝手に持ってきてくれるのは、相手はとても勇気がいることだし、受け取る方はとても嬉しいことです。

ただし、アルバム制作決定の時点では、音源はデモ音源のまま、歌詞も完成ではなかったようです。出すタイミングを図っていたところ「全国流通アルバム」という、ちょうどいいタイミングで発表することになりました。

秘密基地

ところで、いとうあいかさんは「秘密基地」を作ろうとした経験があるそうです。子供の頃、おじいさんの家の裏の空きスペースを見つけ、「これだ」と思って、そのスペースに建築資材(段ボール)や、建築道具(紐や、なぜか糊)を集めはじめたところ、ある日突然なくなっており「ん…」ということに。

どうも、おじいさんが、誰かが勝手に捨てた「ゴミ」だと思って捨てたそうです。あいかさん、子供の頃は(実は今も)あまり自分から話すタイプではなかったし、おじいさんは怒っていたので、それっきりに。「それ、私が秘密基地を作るの」のように言えば良かったのですが、それも言い出せなかったとか。言えば手伝ってくれたかもしれませんね。

その後も何度か秘密基地を作ろうと思ったのですが、「そこは、人の家の敷地だからだめ」と言わたり、全部で3、4回はチャレンジしているそうですが全て失敗しています。何かを作る事は楽しいし、人と一緒ならもっと楽しいし、たくさんの人と作ればもっともっと楽しいものですが、秘密基地はハードル高いですね。

もっとも、部活や研究室も一種の「秘密基地」みたいなものです。また、ライブ会場で会う仲間も、ある意味「秘密基地」みたいなものです。アイドルライブに行ってることを内緒にしている人も多いので、秘密感もあります。また、ライブ終わりにファン同士が食事に行くこともよくあります。下手したらそっちが目的じゃないかと思う人もいますね。それも「秘密基地」の一種なんでしょう。そういえば、「ガッチャマン」は喫茶店だかスナックが私服姿の科学忍者隊のたまり場でしたし、「マイティジャック」では、みんながたむろしている喫茶店の奥が秘密基地の入口でした。

「秘密基地」今でも欲しいそうですが、「アイドル活動」という秘密基地を、もうお持ちではないでしょうか。

ところで、制作秘話に出てくる「タイムマシン」は、「タイムカプセル」じゃないですか。歌詞では「タイムマシンなカプセル」になってます。

作り倒せ! ハチャメチャでも

『秘密基地アドベンチャー』の歌詞に

作り倒せ! ハチャメチャでも 何度でも飾り付けて

ワクワクがかっちょいいでしょ! そうでしょ!

という下りがあります。

いとうあいかさん、自分が良いと思ったものは良い、納得できないものは絶対だめと思うタイプだそうです。

たとえば、工作の時間に作った作品にどうしても納得できなかったことがあったとか。客観的には良い出来で、親にほめられ、賞も取ったのですが、それでも自分が納得できなかったということです。一方で、周囲から何を言われても、自分がいいと思ったら推し、批判されたら「あなたこそ、センスないわね」と、譲らない性格みたいです。

こういう性格は、アーティストに向いているかもしれませんね。もっとも、今どきのアーティストは、市場調査も欠かさず、「どうやったら売れるのか」を必死で考えているそうです。もちろん、いやいや活動しているわけではなく、ある程度は自分が作りたいものを作っている人が大半です。売りたい物と売れる物のバランスが大事なのでしょう。それでも「100%好きなことをしたい」という欲求は捨てがたいようです。コミックマーケット(コミケ)にプロのマンガ家が同人誌を出しているのも、商業ベースに乗らなくても100%自分が好きなものを描きたいという欲求を満せるからかもしれません。

私の推している画家に「さいあくななちゃん」という人がいます。専門学校の卒業展を偶然見かけて、以来ほとんどの個展を見に行っています。あまり一般受けしない画風みたいですが、先日、岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)を受賞しました。実は、その前年くらいから画風が変わってきたことを指摘したら「前は、いったん完成したあと、さらにぐちゃぐちゃにしていたけど、今は我慢している」と言ってました。どんな仕事でも、100%好きにできることはないけど、やりたいことがまったくできなければ続ける意味はないわけで、みんなその中間をうろうろしているものです。

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恵比寿のライブハウスで(歌っているのは違う曲)

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2018年12月 7日 (金)

恋して♥コーラ(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話5/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


恋して♥コーラ

作曲・編曲: yolky sun(ヨーキーサン)

コーラが好きすぎて作った曲。世界2大コーラはもちろん、その他のコーラもすべて好きだそうです。

実はソロデビュー前からできていたとか。そして、生まれて初めての依頼曲だそうです。

そもそもは「ネタ」的に考えていたそうで、「ポジティブ↑センチメンタル↓」のカップリング曲でしたが、いとうあいかの代表作となりました。『ごちゃまぜイマジネーションっ』に、カップリングから採用された唯一の曲です。

とても印象に残る曲で、おかげで、よく「コーラの子だ」と言われるし、ライブの最後でやろうものならその曲しか覚えてもらえないとか。何にせよ、覚えてもらえるのはいいことです。冒頭に、コーラを注ぐような音も入れてもらうなど、演出にも凝っています。

この曲には、「口上」と言われる台詞パートがあります。通常、アイドル曲の「口上」は、ファンが口上ボードを作ってみんなで読み上げる形式が一般的ですが、この曲はいとうあいか自身が作ったボードをファンが掲げ、みんなで読み上げます。そして、コーラへのケチャへ(動画をご覧ください)。

アイドルが口上ボードを作るのはあまり一般的ではありませんが、いとうあいかの「推し」がコーラなのでこれでいいそうです。

曲を作っているとき、作曲のyolky sunさんに「ここ(メロディ)は、どういう感じ(の歌詞)を想像してますか」と聞いたところ、歌詞を考えるのが苦手なため戸惑いながら「コ、コ、コーラ、しか思い浮かばない」みたいに言ってしまったのが採用されました。「コッ、コ、コ、コーラ」いいですよね。谷山浩子の『恋するニワトリ』に匹敵する「コ、コ、コ」です。


(作曲:wataruとなっているのは誤りです)

『恋して♡コーラ』には、アコースティックライブに出た特に作ってもらった「ボサノバアレンジバージョン」があります。これがなかなかいい感じで、つい聞き入ってしまいました。こちらを貼っておきます。いとうあいかさん、ボサノバやジャズも好きだそうです。


この曲を知ってから、なんとなくコーラが飲みたくなることが増えました。聞けば、そういう人は多いそうです。

ラジオ日経の「ミュージックライフサンデー」にリクエストして採用されたときも、界隈のTwitterが「何だ、この面白い曲は」と、しばらくざわついてました。本当に印象に強く残る曲です。


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2018年12月 6日 (木)

イエローハートデコレーション(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話4/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


イエローハートデコレーション

作曲・編曲: 綿貫佳明

先に紹介した「ポジティブ↑センチメンタル↓」と同じ、綿貫佳明さんの作曲・編曲、ということで「ポジティブ↑センチメンタル↓」の要素が含まれているそうです(これは秘話っぽい)。

たとえば、「ポジティブ↑センチメンタル↓」では、ポジティブをオレンジ、センチメンタルをブルーで表現したのに対して、「ポジティブオレンジ」「センチなブルー」という歌詞が入っています。

その他、秘話CDでは触れていませんでしたが私が見た感じでは「ポジセン」の「一歩二歩進め」と、「イエローハート」の「ONE-TWO! ONE-TWO!」が対応してますね。他に「デコレーション」と「飾り付け」が対応したり、「キャンディー」と「魔法」が両方に出てきます。

また、オレンジとブルーの他、いとうあいかのテーマ色の「イエロー」を加えて、大変カラフルな曲になっています。イエローはポジティブな色で、活動のテーマにあってるだろうということ。それに加えて、本人もイエローが気に入っていて、戦隊ものでもイエローが好きだったくらいだそうです。私服のイエローは少ないそうですが、これはファッション業界がイエローを出してくれないからだそうで、それは仕方ないですね。

似た音も使っているそうですが、こっちはちょっと分かりませんでした。

この曲の動画はないので、オフ会で「イエローハートデコレーション」と題して作ったデザートを紹介しておきます。いとうあいか(イエローハート)がバームクーヘンに「デコレーション」したので「イエローハートデコレーション」です。

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2018年12月 5日 (水)

ポジティブ↑センチメンタル↓(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話3/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


ポジティブ↑センチメンタル↓

作曲・編曲: 綿貫佳明

「あい♡からふる」と同様、手売りで出ていた曲。カップリングが「恋して♡コーラ」でした。手売り版とはアレンジが少し違うそうです。

作曲の綿貫佳明さんは、その後アニメ音楽やらいろいろなところでご活躍です。このアルバムでは「イエローハートデコレーション」を担当されていますが、他に手売りの「パステルパーティ」のカップリング曲「Happy Happy」を担当されているとか(CD「パステルパーティー♪」TYPE-A シングル)。

「ポジティブ↑センチメンタル↓」も、活動初期の曲で積極的に「行くぞ」という姿勢を表現したということです。いとうあいかさんご自身は、「やろう」と思ってもいろいろ考えすぎてしまうとか。新しいことにチャレンジするのはどうなるか分からないから不安になるし、でも結局やらないと分からないので、さらに不安になってしまう。誰でもそういう傾向はあると思いますが、ちょっとひどいと自分で分析されています。

そういうとき、自分の背中を押して、みんなの背中も押せるように書いた曲ということです。

そもそも、この活動自体「みんなに元気を与えられる」のが目標ということですが、この曲に限らずどれもなかなかいい線いってると思いますよ。

「もともと『頭ぽわぽわぽわ』っていう曲が好きなんですが、この曲は心をぐんぐん押していく曲」みたいなことをおっしゃってました。話し言葉なので、正確な表現がありませんがこんな感じでした。でも、ぽわぽわしたのも、よく聞くとメッセージ性があって感心しました。

衣装もできたそうです。これは、『ポジティブ↑センチメンタル↓』の矢印をモチーフにしたショートパンツで、「これが可愛いんだ」と力説されていました(どの衣装も本人デザインなんですが)。ポイントは、ポジティブイエローとセンチメンタルオレンジだそうで、動画でご確認ください。

【追記】

歌詞に「充電チョコレート 休憩 二口(ふたくち) どうぞ」というフレーズがあります。

しかしこれ、なんで「休憩ふたくちどうぞ」なんだろ。ひとくちじゃ足りないのか?

と書いたところ

足りないね!!!

との返事をいただきました。


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手売りシングル「ポジティブ↑センチメンタル↓」


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2018年12月 4日 (火)

あい♥からふる (『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話2/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


あい♥からふる

作曲・編曲: wataru

「夢」はどんどん見るもので、「楽しいものを選んで、こうなったらいいな」とふんわり楽しく思うもので、「目標」とは違う、そう考えているそうです。

『あい♡からふる』は、いろんな経験をして気持ちや状況がカラフルに変化しても、楽しんでいきましょう。という意味だそうです。「愛」と「あいか」をかけてるのもあるとか。

それで思い出したのが、人間には「なりたい自分(ビジョン)」があって、そこに向かってまっすぐ進む「ビジョン型」と、その時その時で自分の価値基準にあったものを状況に応じて選ぶ「価値観型」があるという説。

最近は、目標に向かってまっすぐ進む「ビジョン型」がもてはやされるようですが、挫折したときの立ち直りは「価値観型」の方が早いように思います。どちらがいいというものではありませんが、日本人には価値観型の方が多いそうです。

そもそも、自分のことを振り返っても、思った通りに進むことはほとんどなくて、偶然出会ったものから人生が開けるというのはよくある話です。世界的にもそういうことは多いそうで「計画された偶発性理論」として知られています。人生、偶然の連続だけど(偶発性)、その偶然を活かせるかどうかはそれまでの自分の活動や努力の結果である。だから、最初に思った通りにはならないかもしれないけど、今の努力は無駄にはならないということでしょうか。

松任谷由実も、最初はソングライターを考えていたのに、プロデューサーに懇願されて自分で歌うことになったそうです。「いや、私は作詞作曲だけで」と断固として断っていたら、ここまで音楽活動が続いていなかったかもしれません。

『ごちゃまぜイマジネーションっ』の曲はだいたいにぎやかで、この曲もなんとなく聞いていると、歌詞の細かいところが残らないんですが、改めて聞くといいこと言ってますね。なんとなく、入学式を思い出します。新しいことに対する期待と同じくらい不安もあるけど、仲間がいるから大丈夫、どこまでも行けます。『∑夢中☆アスレチックコースター! 』にも同じようなフレーズがあります。

ちなみにこの曲は、ソロになって最初期に発注した曲だそうです。オーダーは「あいからしい曲」 という無茶ぶり。作曲のwataruさんも困ったことでしょう。

依頼曲の場合は、「自分が作りたい曲」じゃなくて、「クライアントが満足する曲」なので、抽象的な指示や、自由度の高い曲は難しいみたいです。

できた曲は、確かにいとうあいからしい曲になっていて、さすがプロです。

レコーディング中は、IKUTOさんと同様、ほめるタイプだそうです。しかも「おれ、踊るわ」と、場を盛り上げるために踊り出したりするそうです。これは別のレコーディングの時だったそうですが。

制作秘話CDには入ってなかったんですが、話によれば「こみち」さんをライバル視しているそうで「あの才能はやばい」と常々おっしゃっているとか(といっても険悪な感じではなく、実際の仲はいいらしいです)。こみちさんは、このアルバムにも曲を提供しているので、その時にまた書きます。でも、wataruさんの曲も十分素敵ですよ。ライブの最初か最後のどちらかに持ってきたい、印象に残る曲です。



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2018年12月 3日 (月)

∑夢中☆アスレチックコースター! (『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話1/10)

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。

CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。


∑夢中☆アスレチックコースター!

作曲・編曲: IKUTO (イクト)

オリジナル曲をかけた大会で準優勝したときの賞品だそうです。「JOYSOUND協賛アイドルイベント「超アイドルがちバトル」」でしょうか。記事を見ると本当に僅差ですね。

いとうあいかのテーマが「遊園地」なので、それをモチーフに依頼したそうです。

遊園地といえばジェットコースターですが、ふつうのジェットコースターじゃなく、レールのないジェットコースターをイメージしたとか。ジェットコースターにはレールがあって、それによる安心感があります。落ちないし、必ず目的地に着くし。

でも、アイドル活動はレールから外れるどころか、そもそもレールがないから不安だけど、ファンがいて好きなことができる環境は本当にありがたい。だから、自分の興味に従って、アスレチックみたいに(障害をかき分けながら)無我夢中に走り出す、そんな曲だそうです。

あいかさん、好奇心が旺盛で、普段から興味を持ったものは何でも近寄って見るそうです。おかげで趣味がとても多いとか。また、今まで何とも思わなかったことが、詳しく知るにつれて「なんか、これ良くない?」と思って入れ込むこともあるとか。そういえば、私にとっての「いとうあいか」がそんな感じです。存在は知っていて、2回ほど見たときは別にどうってことなかったんですが、曲にひかれてライブに行くうちに引き込まれてしまいました。

レコーディング中、楽曲提供のIKUTOさんは、とてもほめてくれるそうです。それによって、調子に乗ってテンションを上げ、良いものができるようです。作品作りにはだいたいそういうことはありますね。ネガティブな思いをエネルギーにする人も多いのですが、そこでほめてくれる人がいないと継続できないでしょう。

もっとも、別の人に聞いたこんな話もあります。ある映画監督がとてもほめながら「良かったね、でも、もっといいものにしよう」とリテイクを繰り返し、結局、本人的にはもっとも悪かった最初のテイクが採用され「あれ、結局良くなかったのか」と落ち込んだそうです。

歌唱ディレクションなんかもあったそうで、色がある歌い方になったんじゃないかということでした。

なお、この曲のMVを作るクラウドファンディングもスタートしました。

いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ☆』発売記念企画!Σ夢中☆ごちゃまぜ遊園地MV大作戦っ!!

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2018年12月 2日 (日)

いとうあいか「ごちゃまぜオフ会」

いとうあいか初の全国流通アルバム『ごちゃまぜイマジネーション』予約特典オフ会『ごちゃまぜオフ会』に行ってきました。

いとうあいかさん、初見はたぶん2016年5月1日の「『ドル魂』~キナ~」だと思います。この時は、2人組ユニットの「MagicalHoney」でした。

次にお会いしたのが、同年9月の「衣装展 & ライブイベント by MOBACO. & JIN」で、お話ししたのはこの時が初めてだと思います。

正直、それほど強い印象はなかったんですが、「いろいろ考えてるなあ」という感じはしてました。

そのあと、ソロになって、こみちさんの曲を歌っているということで、ライブに行ってCDを購入。予想通りいい曲だったんですが、歌もダンスも格段に良くなっていて時々行くようになりました。

ということで、アルバム『ごちゃまぜイマジネーション』も何枚か買って、特典会に参加しました。特典とは言え、参加費無料は太っ腹。

最初に1曲『恋して♡コーラ』だけ歌って、あとはゲームなどでした。

私、ライブ撮影が好きなんですが、撮影は必ずしも歓迎されていないということもあって、イベントでは2曲目から撮影するようにしてるんですが、1曲しかなかったという(笑) そういうこともあります。

Dsc03820m

ということで、『ごちゃまぜイマジネーション』の2曲目『イエローハートデコレーション』の曲が流れている時間で、ケーキ(バームクーヘン)をデコレートします(2回流しましたが)。

Dsc03824m

参加者全員分作ります。

Dsc03832m

できた(どや)。

ジェスチャーゲームでは、「よくこのジェスチャーで、この答えが分かるなあ」と、ファンと波長の合ったところを見せてました。素晴らしいですね。

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