奏でて!みらくるりん♪タクト(『ごちゃまぜイマジネーションっ』制作秘話10/10)
いとうあいか『ごちゃまぜイマジネーションっ』予約特典に「制作秘話CD」というのがありました。なかなか面白かったので、順番に紹介します。
CDは2曲ずつ紹介されているのですが、ブログでは1曲ずつ書いていきます。なお、作詞はすべていとうあいかさん本人です。
奏でて!みらくるりん♪タクト
作曲・編曲: こみち
ソロになってから「こみち」さんに始めて作っていただいた曲。ただし、発表は『パステルパーティ♪』カップリングの『もふハグ』の方が早いそうです。その後、2018年1月10日(いとうの日)に発売された手売りミニアルバム『つめこみ☆ちっく』にも収録されました。いとうあいかさんのブログ「初アルバム「つめこみ☆ちっく」好評発売中!」もあわせてどうぞ。
いとうあいかさんは、吹奏楽をやっていてバリトンサックスを吹いていたそうです。アルトサックスやテナーサックスは聞きますが、バリトンサックスって初めて聞きました。「(ふつうに使われている中では)一番大きい(サックス)」だそうです。
アルトは女性低音、テナーは男声高音、バリトンはその下の音域なので、大きくなるのは分かります。じゃあ「バスサックス」はないのかな、と調べたら一応ありました。確かにあまり一般的ではないようです。さらに下の「コントラバスサックス」は世界に数台だけあり、その下のサブコントラバスはそもそもの製作台数が世界に数台らしいです(Wikipedia:サクソフォーンより)。
もともと楽器が好きで、バンド編成なんかも好きだということで、ディズニーランドで演奏される音楽も、大規模な編成が多いので気に入ってるとか。そういう楽器への思いを託して作ってもらったのが『奏でて!みらくるりん!タクト』。割と明確なイメージがあって、それを実現した「こだわりの曲」だそうです。
聞いてみると、曲調もいいし、音楽用語もたくさん出てきて、確かに楽器が踊っている感じがしてきます。あと、中に入ってる台詞がミュージカル風のリズムで、面白い感じがします。この部分は本人も一番気に入っているところだとか。
「オーケストラや吹奏楽を1人でやっている感じ」「楽器が飛び交ってて、登場人物が歌い出すと、楽器も動物も踊り出すような感じ」をイメージしたそうで、まさにミュージカルですね。うまく表現できていると思います。
歌詞の面白いところでは「くるりんくるりん♪繰る(くる)♪リンクるリンクる」と、「くるりん」を「繰った」あと「リンク(す)る」に変わっているところが注目ポイントだそうです。「くるりん」が「くる」で終わっているのは分かるんですが、歌詞カード見るまで「繰る」でつないで「リンク」になっていることには気付きませんでした。
また「ティムティムドンドンシャンッ」という擬音は、ティンパニーなどの太鼓、ドンドンは大太鼓、シャンはシャンだそうです(シャンは説明になってない)。他に「ティクティントンタン」は、モダンバレエを習っているとき、先生が独自の言葉でカウントしていたのをイメージしているそうです(あくまでイメージです)。
ちなみに、いとうあいかさんの衣装を製作している人も「あいかちゃんからのオーダーは、だいたい擬音で説明されてる」と笑ってました。このブログも、意味は伝わるのだけど、擬音と口調で表現しているところが多く、言葉をそのまま引用できないので苦労してます。
なお、前述のミニアルバム『つめこみ☆ちっく』には、『恋駄菓子。』というしっとりした曲もあるのでおすすめですが、そろそろ完売しそうです。
【告知】アルバム「つめこみ☆ちっく」2018/1/10発売【いとうあいか】
また、「つめこみ☆ちっく」1曲目のSE(効果音)というか、出囃子というか、オーバチュアは、その後曲としての体裁が整えられ、歌詞が付いて、2019年1月10日「いとうの日」ライブで発表されました。
歌詞を付ける前のバージョンは、こみち氏によってYouTubeにアップロードされ、iTunesで『つめこみ☆ちっく(進化Ver.)』として販売されています。
歌詞を付けたときにアレンジも変えているので、そのうち何らかの形で公開したいということです。
こみち「つめこみちっく~進化Ver~」
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント