SaiakuNana(さいあくなな)個展
何度か紹介している現代画家の「さいあくななちゃん」、直近の記事は「姫乃たま & さいあくななちゃん」です。
2年間の渡英から帰国して、名前も「SaiakuNana」に変更しています(Webサイトのホスト名はさsaiakunanachanですが)。
美術手帖のサイトには「ロンドンを拠点に活動するアーティスト・SAIAKUNANA(さいあくなな)」とありますが、ビザの問題があって日本に帰国してます。
そのSaiakuNanaさん、過去最大規模の個展「右手に生き様 ART OF MY LIFE」が、渋谷駅近くのMIYASHITA PARKにあるSAIで開催されています。会期は5月13日〜6月4日(11:00-20:00)、入場無料です。
彼女の作品を初めて見たのは、専門学校の卒業制作展で、もう10年も前になります。その間、勢いは変わらず進化を続け、2018年には岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)では大賞に相当する岡本太郎賞を受賞、単身飛び込んだニューヨークでの個展、英国でのギャラリー開設など、世界にまたがる活躍をなさっています。
久しぶりの日本での個展なので、行ってきました。もう何と言うか、ひと言で表現すると「まあ、なんと、ご立派になられて」です。
まずは設営中の様子。
SaiakuNanaさんの展示ではおなじみ、床まで使ったインスタレーションのようです。
そして、展示会当日。ロンドンにもあった「さいあくななギャラリー」の看板ですが、下の方に「Tokyo」と入っています。
土足禁止なので、入口のレジ袋に靴を入れて、スリッパで上がります。
最初のスペースは、比較的小さな作品を中心に、さまざまなサイズが混在しています。初期の頃からずっと続く展示スタイルです。
そもそも点数が多い上、文字が入っている絵もたくさんあるので、無限に時間を使ってしまいます。何度も見に来る方が楽しいと思います。
ビデオも上映されていました。
2番目のスペースに行く途中、立派なお花が出てました。私も贈ろうと思ったのですが、会場から「みなさんにお断りしています」と言われました。ま、こんな豪華なところに並べても見劣りするだけでしたが。
通路を抜けた2番目のスペースは、どちらかというと大物が中心でした。
続く3番目のスペースは、巨大な壁面展示。床にある画材などは、ライブペイントの道具ですね。会期中は、月曜日以外毎日13時からライブペイントをしているようです(時間の都合がつかず、まだ行けていません)。
最後の4番目のスペースも大物作品。比較的最近の画風だと思います。
物販スペースは案外小さいのですが、自作の音楽CD、帽子、シール、ちょっと凝ったバッジなどがありました。
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