2月27日(木)LINE CUBE SHIBUYA斉藤由貴40周年コンサートツアー「水辺の扉~Single Best Collection~」に行ってきました。ツアー最終日(3月23日)の公演もスタートしたので、曲名も入れてブログを書いてます。セットリストは公演ごとに違う部分もあるようですが、基本は同じようです。

1989年開催の「YUKI's TOUR ONE・TWO」以来実に36年ぶりとなる全国ホールツアーだそうです。実は、大阪厚生年金会館で「ONE・TWO」を見ています。平成元年から2年にかけてのツアーだったので「ONE・TWO」。
この時は、知人を通してファンクラブ経由で手配してもらったので、結構いい席でした。今回は、後ろから2列目、下手寄りという席ですが、ホールなのでちゃんと見えました。そこが(多くの)ライブハウスと違うところです。ちなみにこの知人は、当時流行していた「草の根BBS」の管理人で、名前を「吐息でNET」と言います。もちろん南野陽子のファンです。
なお、ホールツアーは36年ぶりですが、ここ数年は毎年ビルボード系のライブハウスでクリスマスライブをしているので、ちょっと誤解されそうですね。
ちなみに2021年のビルボードライブでは、ゲストの上白石萌歌に「AXIA~悲しいことり~」は)斉藤由貴さんが歌うからいいんですよ」「ぴったりです」と言われてて、よく考えるとかなりひどい発言でした。ちなみに「AXIA」は、二股かけてた女の子が開き直る歌詞です。ひどい。
今回のツアーは、デビュー曲から編曲で関わりの深い武部聡志氏が全コンサートに同行、キーボードを担当していました。豪華です。
セットリストは「Single Best Collection」の名前の通り、シングル曲が多いのですが、人気のあるアルバム曲もかなり入っていて、往年のファンの満足度は高かったと思います。ビルボードライブは意外にカバー曲が多く、オリジナル曲が相対的に少なめなので、これはこれでいいんですが…
珍しかったのが、「ORACION~祈り~」のカップリング曲「花嵐」、アルバムにも入っていないし、覚えている人はほとんどいないんじゃないでしょうか。私も覚えてませんでした。1988年のコンサートツアー「祈り」のセットリストには入っていたようですが、記憶にありません(手元のパンクレットで確認)。
ちなみに「ORACION~祈り~」は「優駿 ORACION」という映画のイメージソングです。フジテレビ開局30周年記念映画で、斉藤由貴のCD(アナログ盤も同時発売されていた時代)はフジサンケイグループのポニーキャニオンから出ていた関係でタイアップがあったのでしょう。
シングルでは、大森一樹監督映画「恋する女たち」(氷室冴子原作)の主題歌になった「MAY」とか、森雪之丞の歌詞が心に響く「砂の城」とか、もちろん定番の「卒業」、最大のヒットとなった「夢の中へ」とか、だいたい漏れなくカバーしてたんじゃないかと思います。「さよならの女たち」(同名の大森一樹監督映画のテーマ曲)がなかったのは残念ですが。
ちなみに「砂の城」の歌詞は、愛は砂で作った城のように壊れやすいけど、二人の指先に光る砂が残るというものです。
アルバム曲では、定番となっている原由子による提供曲「少女時代」とか、谷山浩子提供の「土曜日のタマネギ」の他、街角での再会を描いた曲「街角のスナップ」が披露されました。この曲、好きなんですが、生で聞いたのは初めてかも。昔付き合ってた男性から声をかけられて「今急いでるから、今度電話するね」と言いながら、アドレス帳には彼の電話番号はないという曲です(当時のことですから、もちろん紙のアドレス帳)。
最後の曲はいつもの「卒業」、ということはアンコールは「夢の中へ」? と思ったらやっぱりそうでした。
ビルボードライブでは「別に着替えるわけでもないのに、もったいぶっていったん引っ込んで出てくるような無意味なことはしません」と言ってましたが、今回はツアーTシャツに着替えてのアンコールで、余韻を残しながら終われました。
ロビーには40年前と現在の写真パネルが写真スポットになってました。

観客の体調を考慮したのか、途中に15分の休憩。でもトイレは行列で、時間中に済ませられなかった人が多かったと思います。
物販はいろいろあったのですが、今回は眼鏡ケースを購入、ファンの年齢層的に老眼鏡用でしょうね。もっとも、会場には20歳代のファンもいたようです。「20代のひと~」と呼びかけて反応がありました。でも、Twitterでは「十代もいるのに」と不満が出てました。親の影響でしょうかね。

今回はコンサートパンフレットはなし、36年前はA3のでかいやつがありました。37年前もA3でしたね。
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