カテゴリー「アニメ・特撮・マンガ」の5件の記事

2018年12月26日 (水)

『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』

「プリキュア」シリーズは、TVを1回(1話)見ただけで、ほとんど何も知らないのですが、映画の評判がいいので見て来ました。

急に思い立って行ったんですが、TOEIとTOHOを間違えて映画館の前で気付きました。数分の距離でよかった。

最終回のせいなのか、もう上映期間終盤だったせいなのか、そこまで子どもは多くない感じ。そもそも場内はすいています。

そして、母娘より父娘が多いのは意外でした(いや、むしろ当然か?)。男の子はいませんね。

成人男女カップルもちらほら。もちろん、私同様おじさんお一人様も。公開後しばらくはレイトショーやってたくらいなので、大人のファンも多いのでしょう。

感想です。

変身のあとの決めポーズ、ふつうならここで字幕が入るのに、何もなし。結局名前がよく分からないまま終わってしまいました。映画にくるくらいだから、それくらいは常識。邪魔なテロップは入れないってことなのでしょうか。テロップ、かっこいいと思うんですが。

かろうじて、主役のエールと、ブラックとホワイトは分かりました。ブラックとホワイトが初代プリキュアらしい。

敵キャラは、まどか☆マギカの魔女みたいな絵面で、やっぱり闇を抱えてました。もうちょっと掘り下げることもできたんじゃないかと思います。

映画では、記憶を奪われること、奪われた記憶は、同じ記憶を共有している仲間の思いが強ければ取り返せること、このあたりが印象的でした。逆に、誰か1人の記憶を奪って自分のものにしたとしても、それは一方的な思いでしかなく、本当の意味での体験にはならないのでしょう。

自分が持つ誰かとの思い出は、相手にとっても大事な思い出になっていればいいな、と思いました。
さすがに話は単純化されてましたが、いい映画でした。

しかし、設定などは最後まで分かりませんでした。「そういうのはテレビで見てこい」ってことでしょうか。「子供にせがまれて、テレビシリーズ見てないけど、仕方なく見に行った親」でも楽しめたということです。子供映画としては理想的ですね。

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2014年7月 6日 (日)

舞台「ひとひら」を見てきました

なんか、町宮亜子という人にそそのかされて勧められて「ひとひら」というお芝居を観て来ました(ファンなんで別にいいんですけど)。マンガが原作で、2007年にはアニメも作られたそうです。

お芝居見に行くことになった仕掛けがこれ
【告知】舞台『ひとひら』を観に行こう!町宮ツアー(^O^)/

なんか釣られている感じですが、アップルの共同創業者スティーブン・ウォズニアックはガールフレンドに頼まれて、ガールフレンドの友だちのために映画館を買ってあげたそうですから(ガールフレンドにではなくその友だちに、映画のチケットではなく映画館丸ごと)、私もまだまだです(そんなお金ももちろんありません)。

ストーリーは、青春ものの王道です。

  1. 対立する演劇部と演劇研究会
  2. 演劇部と演劇研究会の部長の確執
  3. 劣勢な演劇研究会の巻き返し
  4. エンディング

ちょっと違うのは、劣勢な演劇研究会が結局のところ負けてしまう点。でも、いいエンディングなので興味のある方はコミックをどうぞ。

本公演は7月6日(日)で終了し、アニメも7年前の作品なので、多少のネタばらしをお許しください。「ロミオ×ジュリエット」でジュリエットが死ぬとか、「宇宙戦艦ヤマト」で沖田艦長が死ぬとか、「アルプスの少女ハイジ」でクララが立つとか、そんなもんです。ミステリーは、どんなに有名でも犯人を書かないのがお約束ですが(「アクロイド殺人事件」の犯人なんて誰でも知ってますよね?)、学園ものなのでいいでしょう。

本作は、演劇部の部長「榊美麗(難しい漢字だ)」と、演劇研究会の部長である「一ノ瀬野乃」、そこに極度のあがり症である主人公の麻井麦(あさいむぎ)が絡みながら進行します。舞台は3巻までですが、コミックは7巻まで出ています(「ひとひら」シリーズ全体の主人公は麻井麦のようです)。

スポ根ものだと、当初の対立が試合や練習を通して融和するパターンがよくあります。「巨人の星」の星飛雄馬と伴宙太、「アタックNo.1」の鮎原こずえと早川みどり、「サインはV」の浅丘ユミとジュン・サンダースなど、どれも最初は反発しますが、序盤で仲良くなります(たとえが古いのはご愛敬)。

一方、榊美麗と一ノ瀬野乃は、お互いに相手のことを認め合っているのに、ちょっとした行き違いで対立を深めているところからスタートします。その理由は何かが、途中で明らかになるのはエンターテイメント作品のパターンです。いい作品は説明抜きに見せ場から始まります。

「ひとひら」が面白いのは、本心ではお互いに相手のことを思っている点です。ま、これもパターンと言えばパターンですが、それだけに演出がはまると素晴らしい作品になります。実際、とてもいい作品でした。

これが私の娘だったら「もうちょっと別の付き合い方があるだろう」と言ってやりたいところですが、きっと聞いてくれません(娘もいません)。

クライマックスは「そんなんだから友だちもできないのよ」と榊美麗に言われた一ノ瀬野乃が「友だちくらいいる、榊美麗」と発言するシーン。思い出しても泣きます。

このシーン、一ノ瀬野乃が紙に書くんですが、榊という文字はバランスがとりにくいし、美麗は画数が多い。感動シーンだけに書き間違えたら大変です。俳優さん、頑張りました。

先週見た「グレイッシュとモモ」のグレイッシュの数字に匹敵するくらいw(詳細は『「グレイッシュとモモ」を見てきた』をどうぞ)。

観劇後の飲み会で

高校生くらいだと、こういう意地の張り合いもあるかもしれないが、私くらいの年齢になるとそうも言っていられない。

意地を張っているうちに相手が死んでしまうかもしれないからだ。

そう言ったら、場が沈んでしまいました。ここは笑うところなんですが。

エンディングは、原作通り、次回作につながる形になっているので、続編を期待しています。

特に、麻井麦は極度のあがり症という設定なので、きちんと発声できているシーンが少なかったのが残念です。4巻でもあがり症は治っていないのですが、しっかりした声がもう少し多く聞けるはずです。

麻井麦役の水越朝弓さんは、いろいろなさってますね。アイドル活動もあるようです。

榊美麗と一ノ瀬野乃は3巻で卒業してしまったので、こちらの出番は続編があったとしても少ないでしょうね。残念です。

特に、一ノ瀬野乃は表情があまり変わらないという設定なので本作では物足りない感じでした。もう少しいろんな表情を見てみたい方でした。

ちなみに一ノ瀬野乃役の工藤真由さん、本業は歌手で声優さんだそうで、プリキュアにも出ていたとか。これはライブに行けってことでしょうか。

榊美麗役の葉山美侑さんは女優さんでしょうか。舞台中心みたいですね。

それと、今回の観劇ツアーの目的なのに忘れてました。町宮亜子さんと同じ事務所で、西田甲斐役の中村優希さん。今回の出演者で最年長だそうですが、15歳らしい、そして、お姉ちゃんにいじられる役が板に付いてました。

ひとつだけ気になったのが、写真家志望の遠山佳代のカメラの持ち方。一眼レフだと、ズームやピント操作のために左手を下から添える持ち方を取らざるを得ませんが、コンパクトカメラだったので左右両側を持っても不思議ではありません。でも、左手は下から支えた方が絶対安定すると思うんですが(たとえばキヤノンのWebサイトにある「カメラの持ち方、構え方」)。

演出で面白かったのがオープニング。劇中劇の台詞からスタートし(この時点では何の台詞か分からない)、舞台設定が分かるようなプロローグがあってからいったん暗転、音楽がかかります。これは映画の手法ですね。暗転したとき私の脳内にタイトルバックが出ました。

お芝居はそんなに観ていないのですが、暗転するパターンは結構珍しいんじゃないかと思います。

あと、主題歌のサビ「ひーとーひーらーのー」が頭の中でずっとリピートしてます。そこしか覚えていないので、CD買えば良かったと後悔しています。

おまけ

観劇後の飲み会で「ああいうお芝居見ると演劇したくなるよね」という話で思い出しました。

高校時代に、私が脚本と主演を担当した8mm映画のオープニングです。お芝居部分はいろんな意味で見せられません。

演劇も、学生時代、一種の地域ボランティアで小学生向けに何度かやってました。特に、最後にやった役は子供たちに結構受けていたのですが、記録に残っていません。誰かビデオにとっていたはずなんですが。

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2010年3月 2日 (火)

【宇宙】太陽帆(ソーラーセイル)キャンペーン

太陽帆(ソーラーセイル)と言えば、SFに出てきた動力源です。
イオンエンジンが一足先に実用化され、今度太陽帆の実証実験が行われようとしています。

「IKAROS(イカロス)」と呼ばれる検証機には、全世界の人々から公募した名前とメッセージをアルミプレートやDVDに収録したものが搭載されるそうです。

ところが、そのメッセージの応募が低調だそうです。
ぜひ応募してみてください。
http://www.jspec.jaxa.jp/ikaros_cam/j/index.html
団体受付もあるそうです。

私「私はここにいる」と書いてみました。

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2010年1月16日 (土)

【特撮】ウルトラセブンと有言実行三姉妹

昨夜、CSでウルトラセブンの新作をついつい見てしまいました。
(何年か前の作品だったと思います)

オチを言ってしまうと、今の地球人は実は侵略者だった。
それが他の星にばれると、地球人は地球から出ていくか、武力行使して居座るしかない。
だから、攻撃兵器を開発する必要がある、という話。

これは地球防衛軍上層部の決定で、下部組織であるウルトラ警備隊は無関係。
で、ウルトラ警備隊(と今はフリーのモロボシ・ダン)は侵略の事実を公開し、謝って済ませようと考える(なんか誤解を招きそうな表現だ)。

途中、モロボシ・ダンが「人類は未だに『血を吐きながら続けるマラソン』をしているのか」とつぶやく。

往年のファンに対するサービス台詞なので取り上げてみました。

どれくらい有名かというと、有言実行三姉妹シュシュトリアンが『モロボシ・ダン曰く「戦いは、血を吐きながら続ける悲しいマラソンのようなものだ』と言ったくらい。
(視聴者層を考えると、モロボシ・ダンを知っているとは思えないんですが)

「血を吐きながら続けるマラソン」の詳細はこのブログが詳しいのでぜひどうぞ。

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2008年1月23日 (水)

岡田斗司夫『遺言』第2章

行ってきた。
明日は健康診断なので、21:00以降は飲まず食わずで。

今回は「王立宇宙軍(オネアミスの翼)」の後日談から「トップをねらえ」まででした。

「トップをねらえ」は、マニア受けした作品で、一応見たけど、中身は全然覚えてません。
解説を聞いて、本当に見たかどうか怪しくなってきたくらい忘れてました。
しかし、会場では大半(見渡した限り全員)が「トップをねらえ」を見ていたというのは恐ろしいことです。

トーク中「シリアスな場面で笑いを取るのは、松竹新喜劇では普通」
という発言が。
そういえば、松竹新喜劇は(水戸黄門の印籠のように)最後に藤山寛美が感動の台詞を言うわけですが、そこにも笑いがあったような気がします。

桂枝雀も「緊張が緩和されるところに笑いが起きる」と主張しているとおり、シリアスなシーンでの笑いは関西喜劇の王道でしょう。

吉本新喜劇にしても、池乃めだかの「カニばさみ」「今日はこれくらいにしといたる」なんかは緊張が緩和される笑いですな。

さて、賢明な方はお気づきでしょう。
「トップをねらえ」まで?
続きは2月12日(火)だそうです。
ライフワークになるのでしょうか。

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